就活前に絶対知っておきたいブラック企業の見分け方のまとめ

大学生

 

新卒でブラックに入ると悲惨なことになりかねない

 

もうすぐ就活シーズンなわけでして、そろそろ業界選択や自己分析を始めている大学3年生やそれ以外の人も多いのではないかと思います。就活と言えば人生の一大イベントな訳ですが、そんな中で怖いのがブラック企業の存在です。

 

最近は第2新卒という言葉もありますし、ブラック企業だと思ったらすぐやめればいいわけですが、すぐ会社を辞めるということを何回も繰り返すのは経歴に傷が付きますし、働きづめで洗脳じみたことをしてくるところもあり、最悪精神を病んで、人生のレールを大きく逸れてしまい、再起不能になってしまうということにも繋がりかねませんので、極力ブラック企業にはまず近づかないというのが大前提になります。

 

また最近もブラック企業側もどんどん狡猾になってきていて、説明会や万節で人事の人の話を聞いてホワイトだと思って入社したら、聞いていた環境と全然違っていて普通にブラックだったなんてこともザラにあるわけです。

 

まあ学生側も自分のスペックとかを盛りまくるわけで、そういう意味で就活とは企業と学生の騙しあいでもあるわけですが、今日はブラック企業の簡単な見分けかたについて紹介してきたいと思います。ブラック企業が100%判別できるわけではありませんが、ブラックを引く確率は減るでしょう。

 

一応広告会社や金融マンのような大企業であればそれ相応の給料を払われるので、ブラックではなく激務というくくりに入ると思います。

 

 

求人票でブラック企業を見極める

 

まずブラック企業の簡単な見分け方としては、リクナビやマイナビに乗っている求人票には「客観的事実」が載っているかどうかというのがあります。特に以下のような主観的なことしか書いてない会社は要注意で、ブラックな可能性が高いです。

 

・アットホームな社風
・若手が生き生きと働いている会社
・明るく活気のある職場

 

 

他にアピールできる部分がある会社は限られた枠の中にこんなこと書きません。年休120日や福利厚生などを売りにしているところはホワイトな可能性が高いです。(給料が良いとは言ってない)

 

ただ大事なのは福利厚生が充実していることではない。福利厚生が使える雰囲気や組織風土があること。いくら制度があっても使えないのならないのと同じ。仮に福利厚生が充実していない組織であっても柔軟な組織体質であったりみんな協力してやる雰囲気があるのなら良い組織だと思う。

 

 

 

 

 

残業時間でブラックを見極める

 

求人票の中で次に見るべきは残業時間です。残業時間の表記はブラック企業を見分ける上でまあまあ役に立ちます。そもそも残業というのもは法律的にはそもそも“してはいけないもの”です。労働時間は1日8時間まで、週40時間までと決まっています。ただし「36協定」で会社と労働組合とが特別に取り決められたときに限り残業が許されます。それが月45時間で募集要項にそれ以上の残業時間が書いてあるところはもれなくブラックです。

 

普通に計算して午後6時上がりのところを「毎日平均1時間残業させられて7時の退社できるのが月20~30時間」です。なので、求人票に書いてある「月平均の残業時間が30時間以上はあるところは普通に計算して午後8時~9時くらいに退社する日が普通にある」という事です。これで月手取り30~40万くらいもらえるなら働いてもいいと思う人もいるかもしれませんが、普通は嫌でしょう。家に帰ったら午後の9~10時で寝る以外何もできません。なので、ホワイトで働きたいと思うのであれば、月平均残業時間は30時間以下(理想は0)が絶対です。加えてそこに完全週休2日(1週間で休みが絶対2日以上)もあるといいですね。

 

 

転職会議・Vokerを見る

 

こういうところのサイトは工作もあるので100%あてにはなりませんので平均スコアが高いからいいとは限りませんが、少なくともスコアが低いところはやばい可能性が高いと思います。

 

またカイシャの評判とかなら、口コミを投稿している人が正社員か非正規かをしっかり見極めましょう。非正規の扱いはどこでも悪いので、非正規の人間の不満みたいなのはスルーで正社員から評判に注目しましょう。

 

 

ブラック企業マップを見る

 

日本全国を網羅した「ブラック企業マップ」が話題に。厚生労働省が発表している「労働基準関係法令違反に係る公表事案」に掲載されている企業を、ドクロのアイコンで地図上に表示。日本中がブラック企業で覆われた(ノシ ‘ω’)ノシ バンバン

 

 

ブラック企業マップ

 

 

インターンでブラック体質を見極める

 

就活中に学んだのはインターンは「違和感あったらやめとけ」であって「楽しいからGo」ではないってこと。例えばコンサルのインターンは3日間で話し合って資料作って発表だから時間足りなくて最終日みんな徹夜するんだけど、文化祭前日的で楽しい。でもそれでこの仕事いいなって思うのは違うじゃん?

 

他にもインターンだけではありませんが、有志で作った就活における体験などをまとめたpdfもありました。

 

 

 

 

 

終わり

 

以上が簡単なブラック企業の見分け方です。まあ希望する業界や企業の中でこれらを総合的に見て消去法的な感じで、ブラックの確率は低いところを当たっていくのがいいでしょう。

 

「就職したら最低3年は続けろ」とよく言うが、必ずしも自分が3年いる必要はないと思います。1年くらいで大体わかると思います。3年後を知りたいなら、その職場で3年経った先輩を見ましょう。その先輩方が輝いてるなら、今は辛くても続けた先の希望があるかもしれません。ですが、先輩の目が死んでるなら希望は薄いですし、そもそも3年勤続がいない会社なら辞めた方が良いと思います。

 

就活において新卒&スポーツやってた人が企業に重宝される本当の理由は ・体力ある ・理不尽さになれている ・縦社会を学んでる ・安く雇える ・真っ白で疑問を持たない ・洗脳(失礼)しやすい、要は企業にとって都合が良いからです。

月給16万円のブラック企業で超消耗してた友人が、最近転職して月給30万円のピュアホワイト企業に入ったのですが、本人いわく「前の会社が普通だと思ってた」と。これあるあるなんですけど、自分から見える世界だけが「普通」になっちゃうんですよ。ヤバイと思ったら外の世界を見に行ったほうが絶対良いです。(><)

 

日本の中学までの義務教育では真面目な人間というのは非常に評価されますが、それはあくまで「社畜奴隷としての適正があるというだけの話」です。この辺の話はホリエモンの本に書いてあるので興味がある人は読むといいかもです。

 

というわけで真面目は使い所を間違うとブラック企業に搾取されるのみなので、周囲から真面目とか言われる人はよりブラック企業に大して注意を払うべきでしょう。

 

そして、今の時代はインターネットとスマホの発明によりユーチューブやブログやプログラミングなどなど色んなことで稼げますし、会社員という世間体にそこまでこだわる必要はないと思います。副業などで収入に余裕さえあればブラックだと思ったらすぐやめることもできるわけですし。

 

にしても日本という国は本当に違法労働に対して非常に甘い国です。先日豪州のピザ屋が4人の留学生を違法な賃金で雇用していたとして起訴されたニュースを見たのですが、彼らの時給は12豪ドル(950円)でオーストラリア人スタッフより6ドル時給が低かった。罰金はお店を運営している会社が$54000×4人分で約1700万円。店のオーナーは$10800×4人分で約340万円。

 

当然、罰金とは別に会社は留学生達に正当な賃金を支払わされました。豪州がいかに違法な雇用に対して厳しいかが分かる良い例です。違法なことをしても損をする。過労死、過労自殺するまで働かせても50万円の罰金だったりするどこぞの国とは大違いです。法律の抑止力っていうのはこういうことを指すのでは?と思ってしまいますね。

 

また豆知識としては、オイルショック後に労働強化されて「過労死」という言葉が多用される日本社会になったが大企業では残業代はほぼ支払われていたんですよね、サービス残業はバブル崩壊後の話です。

 

昭和の企業は半分家族みたいなもので従業員を使い捨てする発想はなかったので勤勉は善だったわけですが平成の日本企業は勤勉さの代わり提供していた社会保証を捨てているにも関わらず社員に対しては勤勉さを求めている状態ですのでこちら側としても副業やスキルアップで自衛していかないといけない時代ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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