まずDMMモバイルの利点は料金の安さです。データ通信1GB 480円をはじめ全プランで最安級を叩き出しています。
通信速度は場所、時間帯、機種によって変わってくるので一概には言えませんが、かなり早いです。ですがMVNOの宿命として昼頃は少し重くなったりします。
また、この会社は自分で、MNPの転入切替えができます。一般的な格安SIMは、MNP(ナンバーポータビリティ)の切替えをしてからSIMカードが届くまで1~3日程度かかり、その期間は端末を使うことができません。
しかしDMMモバイルの場合、SIMカードが届いた時点で自分の好きなタイミングで開通手続きを行うことができるため、たった2時間程度で利用することが可能です。
最近のキャリアや格安SIMってキャリアのようにプランが複雑化してきている中、DMMモバイルのプランは「◯GBまで使えて◯◯円。以上!」とわかりやすいのが特徴です。
(公式サイトより抜粋)
DMMモバイルは余ったデータを翌月に繰越せるので、データが多く残った月は翌月のプランを低容量に変更すればさらに料金が安くなります。
しかもDMMモバイルはプランが細分化されているため、繰越しを活用した節約がとてもやりやすいです。プラン変更はDMMのサイトから簡単にできます。
ここもUQモバイルなどと同様に、専用アプリでデータ通信を高速か低速に切替えることで簡単に通信料の節約が図れます。
また、DMMには高速データ通信を超過した場合や低速時でも最初の一定量だけ高速通信で読み込んでくれる「バースト機能」があります。
そしてキャリアでも格安SIMでも、ほとんどの会社が3日間で一定通信量を超えた場合の速度制限を設けていますが、DMMモバイルにはありません。これはかなりめずらしいです。
ですが、契約プランの容量を超えた場合や、高速通信の設定をOFFにした場合は、200Kbpsの低速通信となる通信制限が普通にあります。
格安SIMの大きなデメリットとしてキャリアと比べてサポートが悪さですがDMMは電話メールでのサポートのみで現状店頭相談はないようです。まあスマホに慣れている人なら全然問題ないです。
総括として、このDMMモバイルはMVNOの中では中の上の部類かなと個人的には思います。悪いサービスでは全然ありません。
料金体系も分かりやすくバースト転送とデータ通信にはそこそこ優秀なのですが、昼頃だと遅くなったり、通話料金が高くつくという格安SIMとしての欠点はあるので、それらのデメリットを理解して契約するのであれば、全然アリだと思います。
とにかく料金が安いので、スマホ複数持ちの二台目とかに指すSIMとしてなら、かなりオススメです。サポートも一応電話とメールがあるので、スマホ中級者なら全然問題ないでしょう。
ですが仕事などで、昼も安定した通信がしたいしline以外の通話も必要だけどスマホ料金を安くしたいという方には、少し料金は高いですがYモバイル・UQモバイルの方が、オススメかと思います。
追記:格安SIMの仕組みについては、こちらの本が個人的にとても分かりやすかったので、「格安SIMに乗り換えを検討しているけれど、何を見て選べばいいかわからない」という方は是非一度読んでみて下さい。
格安の仕組みがある程度分かれば、より自分にあった格安SIMが選べると思います。
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