39話「ギルス咆哮」
小沢澄子の目の前で、アギトに変身した翔一。戦うアナザーアギトとアギト。そして、木野に裏切られたと落ち込み、本当のアギトに対する幻想をますます募らせる氷川誠に、澄子は真実を告げるべきか悩む。一方、瀕死の涼を何とかして助けたい願う真島浩二に、沢木哲也はひとつだけ方法があると告げる……。
感想・考察
つまり、本作品では一般人が見ているアギトは翔一アギトのかっこいいデザインではなくアナザーアギトみたいな生物的な姿に見えているわけです。これは販促を考えるとホントにナイス設定でしたね。
東映も90年代にやった仮面ライダーシンとかJ辺りの失敗から生々しいグロデザインの受けが良くないことを学習していたんでしょう。アギトがアナザーアギトみたいな生々しいものだったら絶対に作品として受けなかったと思います笑
よくよく見返すとアギトってギルスの老化やアナザーアギト辺りの設定は仮面ライダーシンみたいなグロ設定なんですがうまくいい感じに消化できていて良きですね。アマゾンズや3号はこういうくらいのノリだったら受けたかもしれません。(小林靖子聞いてるか~)
本編だと翔一の姉の雪菜や加奈がなんでビルから飛び降りたくなるのかイマイチ感情移入ができませんでしたが、綺麗な女性がいきなりアナザーアギトになると考えたら死にたくなるのもちょっとわかるかも。。。
一応20年後のジオウではアギトの姿は本人の見たいように見えるという設定になりましたが、まああれは同人作品みたいなものということで自分的にはちょっと受け入れられないですね笑
ですが、アナザーアギトとアギトは少し違っていて、アナザーアギトは頭部のクロスボーンが常時展開されていて6本になっています。なので、一応アナザーアギトの方がアギトよりは通常形態比較だとスペックは高くなります。この辺は個体差なんですかね・・・?(んで相変わらずの中二病中の木野さん、関係ないですが雅人雅人って連呼しているのを聞くと555の花形さんを思い出します笑)
そして、最後のシーンで遂に氷川さんがアギトの正体が翔一であるということを知ることになりますね。今話は氷川誠の圧倒的な鈍さと、次話へのたっぷりとした前フリが徹底されている回で、次回40話の氷川さんの立ち振る舞いはもう平成屈指のネタ回です笑
アギトみたいにシリアスな物語でたまにこういうギャグ展開だと心がほっこりするんですけど、最新のライダーは30分全部ネタ展開で食傷気味なんですよね。シリアスとギャグのメリハリが欲しいです。
では~
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