平成2期~令和の仮面ライダーが「つまらない」という老害の愚痴

映画

 

平成2期から仮面ライダーがつまらない

 

こんにちは、今朝ゼロワンを見てたのですがなんかこうここ10年くらい仮面ライダーに感じ続けてた不満的なモノに我慢できなくなったのでブログに書き殴りたいと思います。

 

要は何が言いたいのかというと平成2期後半から令和にかけて仮面ライダーがクッッッッッッッソつまらないという事です。ここからは僕が今の仮面ライダーの何がつまらないと感じるのかをできる限り言語化していくので、ここからは不快にならない人だけ読んでください。

 

 

今の仮面ライダーは何が面白くないのか

 

・カメラアングルがクソ

 

まず最近の平成2期から見てて面白くないなぁと感じるのはカメラアングルが昔より下手くそになってる点ですね。色んな部分がありますが一番顕著だったのは、20年ぶりくらいにやったナイトとライアのファイナルベントとかアギトのトリニティフォームのライダーキック。VHSで見てた頃の方はかっけえええええええええってなったものですが、今のを見るとよーここまで魅力のない必殺技に見せられるなぁと。うまく言えないんですけど、ズームがなかったりカメラアングルが良くないと思うんですよね。

 

あと最近のものは撮影の手間を省くためかどこもかしこもCG使いすぎだと思います。それでハリウッド映画みたいに面白いならいいですけど、セイバーのアレみたいな雑コラみたいなやつだったり視覚効果目的ではなくて単なる手抜きのために使っているようにしか見えないです。スケジュールキツイのは分かりますが、もっとちゃんと練ってほしい。

 

ロケ地がワンパターン

 

あとロケ地もワンパで戦闘シーンも見ててつまらなくなったなぁと思います。クウガとかアギトのころは六本木トンネルとか大泉JCTとか日常が感じられるのロケ地がいっぱいあって見てて楽しかったです。

 

 

ですが、今は規制とかスケジュールの都合でしょうけど東映スタジオ内といつもの採掘場ばかりですよね。あと遊園地。

 

 

 

ベルトがうるさい

 

ベルトの音もWくらいはまだいいかなと思ってたんですけどOOO辺りから流石にうるさいなーって感じてきました。ウィザードとか最早どんだけ喋んねんと。シリアスなシーンでシャバドゥビタッチヘンシ~ン!チェンジ ナウとか宇宙キター!とか雰囲気ぶち壊しだし、ベルトも玩具展開を意識して回すためのダサいハンドルがついていたりするにも個人的には見ててだっせえなあとしかおもいません。あと変身ポーズもクウガとかアギトはシンプルなポーズでかっこよかったなあと。(これは老害の回顧です)

 

ベルトの幼稚化かは子供が見ても露骨に子供受け狙ってて、あんまり受け良くないと思いますけどね。仮面ライダーってシリアスな雰囲気で大人っぽく背のびしたい子供が見るもので子供向けのストーリーと玩具でキャッキャッする枠は戦隊ものの役割だったはずです。

 

過去作品の扱いが酷い

 

上にあげた点はあくまで子供向けの映像作品だし、まだいいとして個人的に一番嫌なのが、過去作品を引っ張って適当な扱いをする点です。特にディケイドとかホントに酷いと感じました。先輩ライダーを勝手にバイクだの乗り物だの武器にして上から目線の使役するシーンとかもはやグロシーンです。

 

しかも中の役者も不倫dvしてるしホントに不快。クウガもオダギリジョーの代わりにモヤシみたいなのが変身してて、しかも勝手にライアルだの暴走アルティメットだのどんだけ原作レイプすんねんと。

 

さすがに次の10年シリーズのジオウはディケイドでぶっ叩かれたのかある程度昔のライダーへの扱いはマシになってましたけど、それでも酷い脚本ばかりで原作リスペクトの微塵も感じられないものばかり。キャストのスケジュールとか調整できないならやるなよと。あとやるならちゃんとやってほしい。昔の人がちゃんと設定を練って丁寧に作った過去のライダー作品を雑な脚本と演出で汚すのは本当に辞めてほしいです。

 

ジオウでかろうじてまともだったのはアギト編くらいですかね、それでも個人的にはアギトもアナザーアギトの扱いとか大概だったと思いますが、他がもっと酷かったので相対的にマシってくらいですね 。。。余談ですがアギト編はBGMの「DeepBreath」が良かったですね。あと賀集さんと秋山さんが久しぶりに見れて良かったと思います。それとオムロンの中の人がちょっと出世してて草って感じ。あとカブト編も水島ヒロが出てないことを除けばまだマシだったかなと思います。

 

 

雰囲気が戦隊シリーズでメリハリがない

 

平成2期から令和のかけての仮面ライダーがつまらないと感じる大きな要因はやっぱりシリアス展開がないことかなーと思います。戦闘中に喋りまくって、敵とコメディチックな掛け合いしてたり緊張感がまるでないですよね。戦闘中のギャグシーン自体はアギトとか龍騎とかキバの753の「ライジングになりなさーいー!ラ・イ・ジ・ン・グ」とか平成1期にも確かにありましたよ。

 

でも毎度毎度じゃないですし、夏場とかのギャグ回だけで大半はシリアスな雰囲気でした。それが平成2期から敵もコミカルになってギャグ的な戦闘シーンの方が多さが露骨になって個人的には限度を超えた感じですね。さすがにもうちょい真面目にやれよと。

 

なんか昔はコメディの戦隊シリーズとドラマ風でシリアスな仮面ライダーという風な分かれ方だったのにいつの間にか仮面ライダーも戦隊ものみたいなコメディ展開で平成1期のカメラアングルが後ろに回ったら敵が移りこんでいてドキッとしたり、いつ登場人物の誰かが死ぬか分からないシリアスな雰囲気に毎週ドキドキしながらテレビで見ていた身としてはキツイものがあります。というか最近はキラメイジャーとか戦隊ものの方がシリアスでまともな気がする。。。

 

まあギャグにメリハリが無くなったのはクウガとかアギトにあった一般人が怪人に殺されるまたは襲われるシーンとかがBPO規制で無くなってホラーチックなシリアス感が無くなったの原因かなと思います。

 

 

 

噂によるとキバからBPOの規制が入ったことで怪人が人を襲うシーンやライダーが負傷するシーンはなくなったみたいですが、やっぱり怪人に襲われるシーンとかがないと引き締まらないですね。

 

 

あとBGMも佐橋さんじゃなくなってから微妙になったと思います。ガンダムSEEDといい佐橋さんの作曲はホントに素晴らしいかったです。加えてバイクアクションがクレームとか公道規制で無くなったのもつまんなくなった原因だと思います。クウガのバダーのバイクアクションとかホントにみててワクワクしました。

 

こんな感じで演出の幅が狭くなっているのに、ストーリーも子供向けの陳腐なものになっているし、玩具販促のために意味のフォームチェンジ、とにかく明るい雰囲気、ダークな雰囲気や人が死ぬ… 殺される等のシーンがほとんどないとなるとまあ作品が引き締まらなくなるのは当然ですよね。

 

脚本が酷い

 

まあこれは言うまでもないですが、脚本が本当にひどい。平成2期もWやOOOはディケイドでお茶濁しした分ちゃんと練っていたなあという印象ですが、ゴーストドライブ辺りが本当にひどいと思います。

 

唐突な展開、意味のない伏線、支離滅裂な登場人物の動きと年二回映画をやるようになったからか知りませんが、明らかに設定を煮詰めずに適当にやっている感が全開でホントひどいです。子供のころにプロジェクトG4とか見て感動した身からすると夏のヒーロー対戦とかホンマなんやねんって感じです。あれ見るくらいならプリキュアと戦隊シリーズで良いと思いますね。

 

デザインがダサい

 

そして平成2期~令和の仮面ライダー作品って平成初期と違って、まずデザインがダサくなっていると思うんですよね。これはもちろん感性の違いや流行とかもあるでしょうけど、それを抜いても今の仮面ライダーのデザインは戦隊シリーズのようなコミカルなイメージに近くなっています。

 

フルーツとかロケットとか…勘弁してくれって感じですしデッキにカード差し込むとか、コインとかメモリとかベルトに差し込むみたいな、かっこいいライダーよりもカードブームに乗ったバンダイの販売戦略ありきの設定が多くなっててゲンナリします。バンダイナムコはドラゴンボールとかのIPもきっちり育てていますし、ある程度時流に合わせた商品展開がでている印象ですがバンダイが本当にひどい。。。老害ムーブばかりで中の人というか販売戦略に若い人がいない、もしくは意見が通らない環境なんでしょうね。

 

 

終わり

 

まとめると最近の仮面ライダーがつまらない理由はこの辺りかなと思います

 

  • ロケ地がワンパターン
  • 戦隊シリーズ色が強くなっている
  • ギャグばかりでシリアス感がない
  • ベルトがうるさい
  • カメラアングルが下手、CGに頼りすぎ
  • 昔のライダーへのリスペクトがない
  • 脚本が支離滅裂

 

まあこういう話をするとお前が時代についていけないだけだってコメントが来るのは想定済みではあるんですが、やっぱり昔の方が話も練られてて物語として面白かったと思います。

 

まあこの原因は今の仮面ライダーはストーリーよりもグッズ販売のための番組になってるからというのは頭では理解しています。 商業的に見ると仮面ライダーのグッズ売上はクウガやアギトの頃より増えていますし、電王辺りから露骨になった女子供にウケるようにイケメン俳優をボンボン投入してコメディチックにしてネタ台詞増やしてベルトに喋らせるというのは、商業的には正しい選択だったのかもしれません。

 

だけどやっぱり興行優先で年2回の映画のせいでスケジュールの詰め込み過ぎになり、設定を練る時間が不足して作品としての質は落ちてると思うんですよね。ジオウ辺りのガバガバっぷりにそれが顕著に表れていると思います。

 

そして時間がないので、新しい事に挑戦しようという気概が全く見られない、テキトーに作ってもとりあえず玩具は売れてるからいいや感。これが画面から滲み出てて見てられないです。

 

脚本もガイムまではまだ許せましたけど、ドライブ・ゴースト辺りからホントにひどい。ゼロワン・ジオウ辺りはもう言うまでもないですよね。。。鉄血のオルフェンズのような何を考えているのか分からないキャラと何を目指しているのか分からないストーリー、こんなのだと子供も見なくなると思います。現に玩具売り上げもフォーゼ辺りから減少が始まっています。

 

 

なのでドライブ・ゴースト辺りからホントにひどいという自分の感覚はそんなにおかしくないと思うですよね。

 

まあ多分東映側もこういう意見があるのは分かってて、自分のような大人(老害)向けにアマゾンズとか3号とかThe firstとかやったんでしょうけど、僕みたいな古参の視聴者は別に単にグロい描写を求めてるわけじゃないと思うんですよね。。。

 

恐らく皆クウガやアギトみたいな探偵物語のような謎解き要素アリのサスペンスチックな雰囲気のアクションモノを求めてるんですよね。あと冬に始まり夏に物語が動きまた冬が来て終わる、そういう1年の哀愁みたいなものがあって良かったなあと。

 

oooやwはそれに近い感じでしたがやっぱり近年の規制やらコメディ化で描写的にはちょっと違うなあって感じです。風都探偵とかを深夜にやるといい雰囲気になるんじゃないかなと思いつつフィリップ役の菅田将暉さんが売れちゃったので多分出来ないでしょう。

 

平成2期も『W』『OOO』辺りは面白いと思いましたが『ゴースト』辺りで毎週見るのは止めました。 そろそろ一旦シリーズをストップして 休息・充電期間を設けた方がいいんじゃないかと思います。

 

また大人になってから見ると、見返すたびに新たな気付きがあってBDBOXを買って何回も見ても楽しめるような仮面ライダー作品を東映さんには作ってほしいですね。

 

以上長くなりましたが老害の愚痴でした。

 

 

 

 

 

コメント

  1. yori より:

    全くそのとおりです。
    私の言いたい事をすべて代弁してくれて
    ありがとう。
    長年に渡り、僕が子供の頃から憧れていた ヒーロー。その影響で今もバイクに乗っています。
    これ以上 僕のイメージの崩壊、ヒーローの陳腐な扱いには堪えられず 今までずっと嫌嫌 我慢してみていたのですが 潮どきを感じ 最近 見るのを辞めてしまいました。
    子供の夢もそうだが、大人の夢も壊すな。
    スーパーマンや、バットマンの方がよほど リスペクトされていて永遠のヒーロー像という感じです。

    戦隊モノとライダーの差別化をもっとするべきだと思います。

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