重面春太。週刊少年ジャンプにて連載されている漫画「呪術廻戦」の一キャラクターです。彼の声は羽多野渉さんが務めています。
概要、。彼は細身の青年で、目の下に入れ墨をし、金髪をサイドテールにした呪詛師。初めて登場したのは京都姉妹校交流会編だが、長い間名前が公開されなかったため、ジャンプ本誌では彼を「サイドテールの男」と記述していた。彼の性格は軽快でノリがいいが、自分が楽しければいいという主義を持ち、弱者を脅かすことを楽しむ、
一瞬の喜びを求める卑劣な男。彼は弱者、特に女性や子供をいたぶることに何らかの快楽を見出し、狩るのが好き。そして、一度気に入った獲物を見つけると、舐め回すようにしてから何度も何度も攻撃する。しかし、戦闘中に敵が援軍を連れてきたり反撃に出たりすると、一転してピンチに追い込まれることもある。
彼が呪詛師になった経緯はファンブックによれば、「お使いみたいな事はできても、規則を守る人間には向かないため」だという。彼の戦闘能力は剣を使いこなし、奇襲から的確に攻撃を繰り出す能力を持つ。そして、彼の特技は敵の気配を消すこと。この能力は相手が格下や同格だと特に有効で、不意打ちによ
“奇跡”を貯める
“重面春太は「奇跡」というものを貯めるという特殊な生得術式を持っている。彼の日常生活の中で起こる、些細な奇跡(*1)を自身の記憶から消し去り、それを蓄積すること。この蓄積された「奇跡」は重面が生死の瞬間に差し掛かると放出され、彼を死の淵から救い、生き続けることが可能とする。しかしながら、重面自身は術式がどのようにして動くのかまでは把握していない(「必要な時には生きていける」という認識に留まっている)。すなわち、これはいわゆる「何度でも使えるきあいのタスキ」ではあるものの、欠点が少なくない。第一に、「生命を尽きるギリギリのところで助かる」能力であるため、即座に反撃に出ることは困難な場合がほとんどである。更に、身体のダメージや苦痛も変わらず存在する。うまく活用すれば、まるでゾンビのように生き延びる方法としても使えるかもしれないが、重面自身の性格にそうした活用が不向きだろう。
次に、奇跡が蓄積される条件やその量について、彼自身が全く認識できない点も問題だ。日常生活中の奇跡が起こった瞬間に消去されるため、なぜそれが蓄積されたのかを理解することは不可能である。なお、余談とはいえ、この術式の結果として彼は幸運な出来事も忘れてしまう。これが彼の性格を一瞬主義的なものにしたとも言えるだろう。また、「奇跡」の蓄積量は彼の目の下のタトゥーで判別できる(*2)が、それ自体の存在を彼が見つめることはできない。そのため、残っている「奇跡」がどれくらいなのか、それが尽き果てたことを理解することはできない。それらの要因により、この術式の使用は戦略としては非常に不安定なものとなる。
武装
同じ呪詛師であり、呪具職人の組屋鞣造が作り出した武装呪具の刀、これが重面春太の所有するものだよ。刀の柄部分は人間の手に似ていて、非力な君でもしっかり握ってくれるんだ。刀身ではなく、柄が実質的な本体で、それによって刀の刃部分も呪具化し、消耗にも強くなる。ただそれだけでなく、刀は自分で行動する能力もあり、不意打ちや陽動として戦略の一部として使うことも可能なんだ。刀の刃部分は交換可能な設計になっているから、何度でも使うことができるんだよ。
【作中での活躍】
京都姉妹校交流会編
京都姉妹校交流会の一日目最終部、第52話の初登場のシーンは帳内で学生を探していた歌姫への奇襲だ。しかし、歌姫は奇襲を駆け足で避ける。この後、釘崎と真依が歌姫に駆け付けると、彼は「わあー\u3000女の子がいっぱい\u3000モテモテだぁー」と喜び面に口に出す。だが、その直後で五条が帳を壊したことを知り慌てて場を後にする。
渋谷事変
「渋谷事変、いいんでしょこれで?」高専への妨害工作として、あなたはスーツの人間を捕まえ続け、“帳”の外で指導してください。はい、冒険が終わったら中行ってください。裏梅の命令を受け、帳の外で渋谷で待機していた補助監督数名を次々と奇襲し、殺害するのが彼の任務でした。 高専の対処に奮闘していた伊地知も背後から奇襲を受け、何度も背中への刺殺の試みにより重傷を負った。その後も彼は順番に補助監督を排除し、伊地知に向かっていた途中の釘崎と新田との戦闘を開始しましたが、釘崎は新田を逃がした。重面はその差し金を知り、呪具で自立稼働し、新田への攻撃を開始した。さらに、新田に向けて蹴りを入れると、彼を無視して攻撃を続けた。それに慌てふためいた釘崎は痛撃を受けました。「君が以前に会ったときよりもずっと強くなったでしょ」という彼の言葉に、釘崎は動けずに新田の取り押さえを続けました。そして、その場に現れた七海。「黒いスーツを着ていない人間も殺したほうがいいよね」と言いつつ七海に対して戦闘を開始しました。
しかし、完全に補助監督を傷つけてしまったことで怒り狂っていた七海が強大な力と十刀の呪法で彼に接近し、何度も殴りつけて尋問しました。彼は呪具で反撃しようとしましたが、釘崎に阻まれて打つ手がなくなり、その場から撤退しました。「これこれ、こういうのが好きなんだ!」と言いつつ、彼は攻撃を受けつつも再び現れた。「渋谷事変」の最終話では、彼は厳しい戦いを経た陀艮と伏黒を発見し、背後から奇襲をかけました。
その後、彼は術者たちが誰も制御できなかった最強の式神・魔虚を呼び出し、重面を取り込み強制的に調伏の儀式を開始しました。調伏の儀式は参加者が全員で行うことができますが、もし参加者が全員負けた場合、全員の死が確定します。これは自爆するための最後の手段ともなります。
「先に行きます、頑張ってください。待って待って待って!!」と言いが、伏黒が魔虚の一撃で倒れ、残った重面も倒れれば儀式が終了し、二人とも死亡することが確定となる瞬間が来た。「死ぬな、お前にはやってもらわねばならないことがある」と言って、一時的に虎杖の体を制御していた宿儺が介入しました。
伏黒を治療した上で、魔虚を倒すために「伏魔御厨子」を展開し、範囲内に適用しながら不可避の斬撃を加え、最後に火炎術「開」で魔虚を撃破し、儀式を強制終了させました。「何を見ている、去れ」と重面が言われると、彼はそそくさとその場を後にしました。しかし、そのすぐ後に重面の体は前後に分割され、何が起こったのかもわからないまま、彼は死亡しました。重面の死体は直後に体の制御権を取り戻した虎杖によってしっかりと見られ、彼の心に大きなダメージを与えました。