【仮面ライダー555】バットオルフェノクという強すぎる一般怪人

特撮

 

 

バットオルフェノクの概要

 

「仮面ライダー555」の43~45話に登場したオルフェノク。コウモリの特質を備えたオルフェノク。武器はオルフェノクでは珍しい飛び道具(リボルバー二丁流) 頭部の帽子みたいな形状といい、蝙蝠というか西部劇に登場するガンマンみたいなルックスです

 

 

設定上リボルバーは鉄鋼弾を0.4秒で4発の連射が可能らしく両肩にある鎌はブーメランとしての機能がある設定らしいですが、劇中未使用。

 

 

 

 

バットオルフェノクの強さ

 

このオルフェノクがなんでよく語られるのかというとなんといってもモブ怪人なのに異常に強い!!

 

そもそも555という作品はラッキークローバーという幹部集団(特に北崎のドラゴンオルフェノク、村上のローズオルフェノク)は主人公サイドのファイズ・カイザ・デルタの3人がかりでようやく倒せるかどうかというラスボスみたいな強さを誇っており、描写的に幹部オルフェノクに主人公ライダー2人(色々あって3人揃うことは終盤までない)がぼっこぼこにされて次回予告、みたいな展開が多いのですが、ラッキークローバー以外のモブのオルフェノクは平成2期のW・OOO・フォーゼのように2話跨ぎでフィーチャーされることなく、出てきてそのまま必殺技で普通に倒されるやつが多いのです。

 

なので555の作品の世界観?はモブオルフェノク=弱い、ラッキークローバー=超強いというのが一般的な感覚なのですが、ことこのバットオルフェノクに関してはモブ怪人なのに異常に強いのです。

 

その強さがどれくらいなのかというと555がブラスターフォームを引っ張りだすほど。このブラスターフォームというのは555における最終フォームで当時は今のような財団Bの販促ノルマもないので、剣のキングフォームとかキバのエンペラーフォームとかカブトのハイパーフォームみたいな雑魚相手にもホイホイ登場することがなく、実力的に本当に追い詰められた時にしか使用しないため、作中での使用機会はたった4度しかなく使用した相手も北崎(ドラゴンオルフェノク)・王(アークオルフェノク)・木場(覚醒ホースオルフェノク)という作中最上位に位置するオルフェノクなのですが、なんとその最後の枠がバットオルフェノクなのです。

 

 

 

最強フォームを使わせるモブ怪人という時点でバットオルフェノクがいかに強く、特撮作品の中で異質な存在かが分かるでしょう。またブラスターフォームは全身がフォトンブラッドに覆われ表面エネルギーはファイズエッジ(ミディアムモード)並の出力があり、通常のオルフェノクは触れただけで灰化するという設定ですので、数発殴られても耐えていたバットオルフェノクはかなりの耐久力を持っている様です

 

その強さたるや、ファイズ&ホースオルフェノク&クレインオルフェノクというライダー+作中上位のオルフェノクの3対1でも終始圧倒し、クレインオルフェノクには重症を負わせます。

 

 

 

またスネークオルフェノクと三原デルタを相手にした際は武器である銃をほとんど使うことなく格闘戦だけで余裕でフルボッコにしています。まあ三原デルタは弱くてタイマンだとバーナクルオルフェノクとかに負けているのであまり参考にはなりませんが、三原デルタ+スネークオルフェノクとの2対1でも優勢に戦闘を進めている時点でどう考えてもラッキークローバーレベルの強さがあるのです

 

 

 

さらに衝撃なのが人間態は村上(ローズオルフェノク)や北崎(ドラゴンオルフェノク)や花形(ゴートオルフェノク)みたいな明らかに何かありそうな異質な雰囲気を放っているわけでもなく、お笑い芸人のほんこん似のその辺にいそうな普通のオッチャンという事。オルフェノク時の強さとのギャップがすごい。

 

また鈴木輝夫に憑依している王(アークオルフェノク)に遭遇した時も相方がやられた瞬間に、不利を悟りすぐ逃走するなど状況判断も早く適切でした

 

 

まあそんなバットオルフェノクも最後はファイズに倒されるのですが、その倒され方も格が落ちないもので、死因はデルタに注意が向いている間に後ろからの不意打ちのファイズアクセルフォームのクリムゾンスマッシュ5連発。と背後から強化フォームの必殺技ぶっぱなすという特撮作品では中々お目にかかれないちょっと卑怯な倒し方で結局正面からボコって倒すことはできなかったのです。

 

カイザに変身する草加は一瞬でも隙があれば必殺技エクシードチャージ・・・を使う卑怯というかシリアスな戦い方をしますが、主人公の乾巧ことたっくんは正々堂々と戦うタイプで、そのたっくんにこんなシリアスな方法を使わせている時点でモブ怪人としては異質な強さです

 

 

 

 

というわけでバットオルフェノクは武器の銃は威力高いし、素手の格闘戦も強いしモブ怪人なのに3話も登場してるし、最強フォームで倒せていないと、明らかにモブのはずなのに幹部怪人級の強さを持っておりラッキークローバーに入れるレベルというかブラスターフォーム相手だと戦いにすらならなさそうな琢磨君(センチピードオルフェノク)や冴子さん(ロブスターオルフェノク)より明らかに強い。

 

こんな感じでバットオルフェノクは仮面ライダー555、ひいては平成ライダーを語るうえで強すぎるモブ怪人として外せない存在なのです

 

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