作中に登場する「デンケン」は、一級魔法使い選抜試験を受験した魔法使いの1人です。
- デンケンのプロフィール(外見・性格など)
- デンケンの妻は誰?
- デンケンの能力・強さは?
- デンケンの過去は?
【葬送のフリーレン】デンケンのプロフィール
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
名前 | デンケン |
生年月日 | 不明 |
年齢 | 78歳→80歳 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
種族 | 人間 |
職業 | 二級魔法使い→一級魔法使い |
所属 | 宮廷 |
「デンケン」は、一級魔法使い選抜試験を受験した魔法使いの1人です。
・1級魔法使い選抜試験編
血みどろの権力争いを勝ち抜き「宮廷魔法使い」という地位を得た人物で、試験当初からその存在に注目が集まっていました。1次試験ではリヒター・ラオフェンと同じパーティに所属し、最終試験に合格したことで「一級魔法使い」となります。
・黄金郷のマハト編
その後は黄金郷に変えられた自身の故郷へと向かい、途中で合流したフリーレン一行と共に黄金郷のマハトと交戦しました。師であり格上のマハトに対して終始苦戦を強いられるも師弟関係であることからマハトの行動をある程度先読みできること、1級魔法使いの特権で得た「呪い返しの魔法(ミスティルジーラ)」で黄金化を防ぐ方策を持っていたこと、フリーレンが黄金化の解除に成功したことなどから辛くも勝利を収める
来歴
【デンケンの来歴】
- グリュックの娘「レクテューレ」と遊ぶ
- 幼い頃に両親を失くす
- グリュックの元に引き取られる
- 黄金郷のマハトから魔法の指南を受ける
- グリュック家の婿養子になる
- 城塞都市ヴァイゼを出て宮廷魔法使いとなる
- レルネンと同期になる
- 妻が病死する
- 勇者ヒンメルの死
- 自身の故郷が黄金郷に変えられる
- 29年後
一級魔法使い選抜試験を受ける- 1次試験にてリヒター・ラオフェンと同じパーティになる
- フリーレンから隕鉄鳥(シュティレ)を奪う
- 最後は悪あがきで1次試験を突破
- 2次試験にてメトーデ・レンゲを加え行動
- 魔物と交戦
- 複製体を撃破
- 2次試験を突破
- 3次試験でゼーリエの面接に合格
- 一級魔法使いの称号を得る
- 30年後
ゼーリエに対し黄金郷の結界維持・管理作業を自ら申し出る - エーデルから黄金郷に関する情報を得る
- 黄金郷に入り故郷の村で妻の墓参りを行う
- 以降は毎日黄金郷に入りマハトと対話を続ける
- フリーレン一行と再会
- 黄金郷に入りマハトの元へ向かう
- フリーレンにマハトの記憶を共有・解析する
- マハトと交戦
- マハトの呪いを受けて黄金化する
- フリーレンが能力を解除したことで復活
- マハトと再戦し勝利
- 念願のグリュックの墓参りを果たす
性格
- 誠実
- 冷静沈着
- 協調性がある
経歴からは権力欲にまみれた俗物に思えるデンケンだが、その内面はむしろ実直で誠実。
実は軍の一兵卒から成り上がった叩き上げの実戦派で、宮廷での醜い権力闘争には心底うんざりしていた。
「自分より優れた魔法使いが失脚し迫害される様を山ほど見てきた」と語り、魔法使いに必要なのは実力より人心掌握術と断じている。ゆえに一級魔法使いの称号にも魅力を感じておらず、権力の頂点を極めるに至っても二級という立場に甘んじていた。
つまるところ、実力的には一級魔法使い相当になっているにもかかわらず、単に試験を受けなかったので二級のままだったのである。曰く、「魔法使いに質はいらん。一級は権威の象徴であればいい」。(とは言いつつ本人の実力は1級相当である)
また、一級魔法使いにはひとつ望みの魔法を授けられるという特権が与えられるが、デンケンにとって魔法は栄達の手段であり趣味としては「魔法は探している時が一番楽しい」というフリーレンと同様の持論を持つため、こちらの方も魅力に感じていない。
試験の際も普段は冷静沈着なものの、一級魔法使い選抜試験では持ち前の社交性を生かし仲間と協力するといった一面もみられ、特に試験で一時的にチームを組んだリヒターやラオフェンのことを気にかけており、試験が終わって関わる必要がなくなってなお、一緒に仲良く食事していたり、リヒターに対しては1級魔法使いに足りていない知識を書いた本をさりげなく紹介していたり、ラオフェンには大量のドーナツを買い与えたり、食事中に「野菜も食べんといかんぞ」と諭したり完全におじいちゃんと孫のような関係になっており、リヒターにもツッコまれている。
対人関係
キャラ | 関係性 |
---|---|
レルネン |
大陸魔法協会の1人 かつて宮廷務めでデンケンと同期の存在 黄金郷の情報デンケンに渡す |
リヒター |
一級魔法使い選抜試験を受けた魔法使い 生意気な態度を取られるも大切な仲間として接する |
ラオフェン |
一級魔法使い選抜試験を受けた魔法使い 本当の孫のように可愛がる |
フリーレン |
勇者一行の1人 フリーレンに憧れて魔法使いを目指す |
グリュック |
城塞都市ヴァイゼの領主 デンケンの親戚 |
【葬送のフリーレン】デンケンの妻は誰?
葬送のフリーレン 11巻(山田鐘人・アベツカサ)/
小学館
デンケンの妻は「レクテューレ」という女性です。「レクテューレ」は城塞都市ヴァイゼの領主「グリュック」の娘で、デンケンはグリュック家に婿入りする形で結婚しました。
レクテューレは元々体が弱く、治療には多額の費用と権力が必要でありデンケンは富と権力を得てサポートしようと努めますが、自身が20半ばの時に先立たれてしまいます。
大魔法使いゼーリエが『特権』を掲げ、大陸魔法協会を作ったのは妻の死からほどなくしてからでこの時ほどの無力感は後にもなかったという。こうした過去ゆえに、手にした富も権力もろくに使うことなく日々を過ごしている。
デンケンは一級魔法使いの称号を得るべく試験を受けますが、その真の目的は「北部高原にある故郷に帰り、亡くなった妻の墓参りをするため」であった。
ヒンメルが亡くなって以降魔族残党の活動が活発化し、北部高原への立ち入りには一級魔法使いの同行者が求められるようになってしまったのでデンケンは自身が一級魔法使いになることで要件を満たそうと考えたのである。
国家さえ動かせると豪語するデンケンの立場であれば誰かしら一級魔法使いを雇う、あるいは権力でルール自体を曲げる等他に選べる手はあったはずなのだが、そうしなかった理由は上記のため。
【葬送のフリーレン】デンケンの能力・強さは?
デンケンのもつ能力・強さについて、詳しくみていきましょう。
能力
魔力探知
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
魔力探知は、魔力をもつ相手の居場所を突き止める能力です。一級魔法使い選抜試験では、水に込められた微細な魔力を感じ取るといった実力をみせています。
メトーデなどと比べると精度は劣りますが、並の魔法使い以上の技術をもっていることが伺えます。
精神魔法
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
黄金郷のマハトとの戦いでは、エーデルが読み取った100年分の記憶を共有・解析する能力を発揮しています。解析速度はフリーレンに劣るものの、そもそもできること自体が凄いことであり魔法使いの中でも数少ない能力者の1人です。
豊富な知識・経験
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
デンケンはこれまで数々の戦況を生き抜いてきた人物であり、若い魔法使いと比べて豊富な知識や経験があります。フリーレンやゼーリエといった長寿族には及ばないものの、一級魔法使い選抜試験ではその知識を活用して仲間を守り抜きました。
強さ
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
その経歴は伊達ではなく、魔法使いとしての知識・実力ともに人類のトップクラス。一級魔法使い選抜試験に参加した魔法使いの中にあっても、間違いなくフリーレンを除けば一番の実力者。
その実力はゲナウやゼンゼなどの試験官の一級魔法使いたちの間でもデンケンの実力は高く評価されており、「一級魔法使いと比べても遜色ない」と言わしめている。また年齢に見合わない闘争心も併せ持ち、「宮廷魔法使いは最後まで醜く足掻くもの」という信条のもと、一次試験ではフリーレンに敗北した後MPが尽きてもHPがある限り、肉弾戦を挑む姿は大きな反響を呼び起こした。
二次試験では難関ダンジョン「零落の王墓」を攻略すべく、曲者揃いの受験者たちを取りまとめてチームを編成。見事攻略を完遂し、多数の受験者を最終試験に進出させる立役者となった。余談だが、ゼーリエはフリーレンのせいで二次試験において大量に合格者が出たと考えていたが、侵入者の完璧な複製体を作る零落の王墓の性質上フリーレンの存在は大きな功罪大きく明確なプラス材料ではなく、描写を見る限りデンケンが受験者をまとめて戦力を適切に配分したのが大きな要因のように思える
また最終試験となったゼーリエとの面接においても、当初こそ「野心に燃えていた二十代の頃のお前に出会いたかった」とのロートル扱いだったが、直接対峙すると評価は一変。「私とどう戦うか考えたな?」と内心を看破される。デンケン自身は「すぐに諦めた」と吐露するも、ゼーリエは「普通は戦うという発想にすら至らない」と彼の心意気を評価。晴れて合格を言い渡された。
戦闘スタイルは古い世代の魔法使いのため、一般攻撃魔法以外の攻撃魔法を使って相手の魔力切れを狙う戦法を好む。
描写を見るとフリーレンや黄金郷のマハトに比べるとやや劣る場面もあるが、最後まで諦めない心意気は誰よりも強く、その結果格上の黄金郷のマハトにも勝利しており、メンタルや知略なども加味するとやはり侮れない強さなのは間違いないだろう
技
防御魔法
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
防御魔法は、その名の通り攻撃を防ぐ魔法のことです。六角形の壁を作って展開することにより、ほとんどの魔法攻撃を防ぐことが可能となります。
しかし魔力消費が激しく、部分的な使用に制限しなければ数十秒で魔力切れを起こしてしまうというデメリットがあります。
また、防御魔法は必ずしも鉄壁ではないため、強大な物理攻撃を受け続けると破壊する恐れがあります。
竜巻を起こす魔法(ヴァルドゴーゼ)
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/
小学館
竜巻を起こす魔法(ヴァルドゴーゼ)は、その名の通り大きな竜巻を発生させる技です。
作中ではフリーレンとの交戦で使用しました。
風を業火に変える魔法(ダオスドルグ)
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
風を業火に変える魔法(ダオスドルグ)は、風を激しい炎に変化させて攻撃する技です。竜巻を起こす魔法と相性が良く、作中ではコンボ技として使用されています。
裁きの光を放つ魔法(カタストラーヴィア)
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
裁きの光を放つ魔法(カタストラーヴィア)は、複数の光線を相手に向けて放つ技です。絶え間のない光の矢を撃ちこむことで、反撃の隙を相手に与えない強力な技でもあります。
人を殺す魔法(ゾルトラーク)
葬送のフリーレン 10巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
人を殺す魔法(ゾルトラーク)は、かつて腐敗の賢老クヴァールが編み出した魔法です。
威力や魔法耐性の無効化、そして速度に優れた貫通魔法で、現在では人間が使用する一般魔法へと進化しています。
展開された魔法陣からビーム状の攻撃を放出し、軌道を曲げることで相手の防御の隙を狙うこともできます。
呪い返しの魔法(ミスティルジーラ)
葬送のフリーレン 10巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
「呪い返しの魔法(ミスティルジーラ)」は、「呪い」と認識したものを自動的に跳ね返す魔法です。
防御魔法の全面展開に値するほどの大きな魔力を消費するため、使いどころを見極める必要があります。(ちなみにゼーリエは常に使用できる)
デンケンは一級魔法使いの特権としてゼーリエから貰い、黄金郷のマハトと交戦する際に使用し大きな効果を上げました
【葬送のフリーレン】デンケンの過去は?
葬送のフリーレン 10巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
幼い頃に両親を失くしたデンケンは、ある時親戚だったグリュックの元へ引き取られました。
レクテューレとは旧知の仲で、魔法使いを目指していたデンケンは当時グリュック家に仕えていたマハトから指南を受けます。
かつて「マハトを殺せるほど俺は強くなれるか」と問いかけた少年は、老人となった今でも醜く足掻くことを諦めませんでした。
その心意気はようやく実を結び、最終的に自身の師でありながら最強の敵であるマハトを討つことに成功します。
まとめ
今回は、葬送のフリーレンに登場するデンケンの能力・強さは?妻は誰?気になるプロフィールについてご紹介しました。
以下、葬送のフリーレンのデンケンに関するまとめです。
- デンケンは一級魔法使い選抜試験を受験した魔法使いの1人
- 単眼鏡と長い髭が特徴
- 誠実で協調性のある
- 豊富な魔法技術・経験をもつ
- 実力はフリーレンやマハトに劣るも忍耐力の強さが特徴
最後まで読んで頂きありがとうございました。
【葬送のフリーレン】登場キャラクター一覧
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