この記事では葬送のフリーレン作中に登場する「ゼーリエ」について解説しています。(ネタバレあり)
この記事を読んでわかること
- ゼーリエのプロフィール(外見・性格など)
- ゼーリエとフランメの関係は?
- ゼーリエの能力・強さは?
- ゼーリエの過去は?
葬送のフリーレン「ゼーリエ」の気になるプロフィールについて知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
【葬送のフリーレン】ゼーリエのプロフィール
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
名前 | ゼーリエ |
生年月日 | 不明 |
年齢 | 3000歳以上(推定) |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
種族 | エルフ |
職業 | 魔法使い |
所属 | 大陸魔法協会 |
ゼーリエは、神話の時代から存在するエルフの大魔法使いでフリーレンよりも遥かに長い時間を生きており、その知識量や強さは共にトップクラスを誇ります。
魔法は戦うための物と考えている節があり、戦闘とは関係ない民間魔法も修めているが、余り其方に目を向けることはない。「魔法は特別であるべき」という持論を掲げているためか、将来有望な者以外に対しては特に関心を示さない実力主義的性格。
そのために、フランメが魔法を人類の普及へ動いた際は否定的に見ており、最後の遺言状で「宮廷魔法使いの教育の引き継ぎ」をお願いされた時は「到底聞き入れられない」「実に不愉快」と、用紙を破り捨てて拒否している(フランメもそうするだろうと予想していたようだが)。・・・とはいいつつ本編開始より50年以上前には表舞台へ現れ「大陸魔法協会」を創設、そのままトップの座へと君臨し、1級魔法使いを弟子として育成しており間接的に人類への魔法普及に貢献している、、、ようは高度なツンデレである。
ゼーリエは戦火の時代の「洗練された魔法使い」を追い求めており、その点平和を重んじるフランメやフリーレンとは真逆の理想を抱いており、フランメの考えを色濃く受け継いだフリーレンに対しても、才能は認めているが基本辛辣な態度を崩さない。フリーレンについても初対面時に親切心から提案した魔法の譲渡を「魔法は集めている時が楽しい」と突っぱねているためか、「野心がない」とこき下ろしている。
またフリーレンをして「ゼーリエの直感はいつも正しい」と言わしめるほど的確な判断が下せる人物。劇中では1級魔法使い試験にフリーレンが参加し一次試験・二次試験を荒らしたことで最終試験に面接官として参加する。面接内容は自分を見て怖気付くか違った対応ができるかで、一級魔法使いのふるいをかける試験を行なった。曰く「魔法の世界ではイメージできることしか実現できないことは基礎の基礎。私の魔力に恐怖を感じて一級魔法使いになった自分をイメージできないようなら不合格」とのこと。余談だがトップが面接して直観で合格者を選ぶというあたり現実の企業の最終面接と酷似している。
フリーレンに対しては実力は認めつつ、1級魔法使いになるイメージをしていない(≒ゼーリエが自分を合格させると思っていない)ため不合格とし1,000年間の出禁を宣言した
ゼーリエ様は本当はフリーレンを合格させたかった説
「お前は私が合格をだすとは微塵も思っていない」に「事実でしょ」と言われてションボリ
「一度だけチャンスをやる」と匂わせるも察してもらえずションボリ
その後も色々頑張るけどそもそも合格する気がないので会話が噛み合わなくてションボリ pic.twitter.com/VOEUpXxo2q— 休学生の雑記帳 (@anime_seiyu500) March 21, 2024
ちなみに他の誰にも見抜けなかったゼーリエの魔力制限を見抜いたフェルンに対しては「未だかつて魔法使いが辿り着いたことがない高みへ、私ならお前を連れていける」と会ってすぐながらも、フリーレンと同じように高く評価した。
その後の黄金郷編ではマハトの記憶内で登場し、マハトを圧倒する戦闘シーンが描かれた。帝国編では大陸魔法協会の長として帝国に赴きパーティーに出席するが暗殺者に命を狙われており、護衛がついている
来歴
【ゼーリエの来歴】
- 神話の時代に生まれる
- 1000年以上前
フランメを連れて行動する- フランメがフリーレンを連れてくる
- 50年後にフランメが亡くなる
- 数々の魔法使いを弟子として育てる
- 50年前
大陸魔法協会を創立 - 黄金郷のマハトと交戦
- 弟子の1人「レルネン」に説得され停戦
- 勇者ヒンメルの死
- 29年後
一級魔法使い選抜試験で3次試験の試験官を務める- 1000年ぶりにフリーレンと再会
外見
- 金髪のロングヘア
- 尖った耳
ゼーリエは金髪のロングヘアとエルフの証である尖った耳が特徴的で、幼い少女のような見た目をしていますが、その佇まいや雰囲気といったものは見た目と大きくかけ離れており、手練れの存在であることが感じ取れます。
性格
- 好戦的
- 冷淡
- ツンデレ
ゼーリエは同じエルフのフリーレンとは真逆の性格で、好戦的かつ煮えたぎる野心をもつ者を好みドライな部分もある一方、今まで取った全ての弟子を記憶するなど冷淡さとはかけ離れた一面も持ち合わせている。
考えが違っていたフランメのことも、失敗作だのなんだかんだ言いながらも愛着を持っていたようであり、1級魔法使い試験の最終試験の会場にあった花畑はフランメが好きだった「花畑を出す魔法」によるもの。ようはツンデレである
また弟子の死にも立ち会って「優しすぎた。いつの時代も優しい魔法使いは長生きできない」と述べ、それに対するゲナウの淡白な態度にも「お前は優しさの欠片もない。ずっとそのままでいろ」(長生きしろ)と告げるなど、周囲をちゃんと見ていたり、それなりの配慮を垣間見せたりすることもある。
激情を秘めつつも不器用なゲナウの次の相棒に周囲に配慮が出来るメトーデを当てたのもゼーリエである。かつて弟子である一級魔法使いブルグを試験にて殺害してしまったユーベルに対しては、才能を認めつつも笑顔を見せずそっけなく不機嫌な顔つきで応対している。
対人関係
キャラ | 関係性 |
---|---|
フリーレン |
かつて魔王を討伐した勇者一行の1人
フランメの弟子 |
フェルン |
フリーレンの弟子で魔法使い
ゼーリエから可能性を見出される |
レルネン |
最初の一級魔法使い
ゼーリエの弟子の1人 |
【葬送のフリーレン】ゼーリエとフランメの関係は?
葬送のフリーレン 6巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
ゼーリエは、1000年前に存在した伝説の魔法使い「フランメ」の師匠です。当時まだ幼かったフランメを自分の気まぐれで弟子に取り、魔法や戦い方などを教えていました。
その後、フランメはたった数十年の間で「人類の魔法の開祖」へと上り詰め、魔法史にその名を刻む功績を上げます。しかし、フランメの理想はゼーリエが望むものとは異なり、更に寿命による衰えもあったことから「あいつは失敗作だ」と言い放ちます。
それでもゼーリエは、純粋に魔法を愛するフランメの姿に対し内心称賛の意を抱いていました。ちなみに一番弟子フランメが連れてきた弟子がフリーレンなので、ゼーリエから見ればフリーレンは孫弟子の関係にあたります。
【葬送のフリーレン】ゼーリエの能力・強さは?
ゼーリエのもつ能力・強さについて、詳しくみていきましょう。
能力
豊富な魔法の知識
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
ゼーリエには、人類の歴史上に存在するほぼ全ての魔法の知識が備わっています。ゆえに「生ける魔導書」とも呼ばれており、地上で全知全能の女神に最も近い存在とも評価されています。
ゼーリエは一級魔法使いの称号を得た者に対し、各々が望む魔法を1つだけ「特権」として与えていました。
膨大な魔力量
葬送のフリーレン 6巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
ゼーリエのもつ魔力量は絶大で、作中でもトップクラスを誇ります。基本的に魔力量は鍛錬の年月によって比例し、遥か古から生き続けるゼーリエと並の魔法使いにおける比は一目瞭然です。魔力量についても魔力を制限した状態でアウラを圧倒したフリーレンの全力の魔力量と同等以上とされていることからも、その魔力量が圧倒的に多いことがわかります。
また魔力操作も一流で、七崩賢のマハトでさえ背後に立たれるまで一切感知させなかった。それどころか戦いながらマハトの魔法を分析したり、彼が繰り出す魔法を見て「興味深い」「面白い」「それで次はどんな魔法を見せてくれるんだ?」と戦いを楽しむ余裕まで持っていたあたり別格である。
フリーレンについては一定の評価をしつつ「年のわりには技術が甘い」と未熟呼ばわりしている。一応魔力制限に関しては「洗練されている」と認めているが、魔力制限という技術は「実用的ではない」、「時間の無駄」、「それを別の鍛錬に費やせば何倍も強くなる」、「非効率」と散々にこき下ろしている。
そのうえで一応ゼーリエ自身も魔力制限を行っており、それもフリーレンの魔力制限に見抜いたレルネンが気づけないレベルなのでフリーレンよりあらゆる面で魔法使いとして熟練度が高いことが伺える
結界魔法
葬送のフリーレン 5巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
ゼーリエは結界魔法を扱うことも可能。ゼーリエの張る結界は塵1つも通さないほど強固なものでしたが、1級魔法試験の一次試験ではフリーレンに解析され破壊されてしまいました。
強さ
葬送のフリーレン 10巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
ゼーリエの戦闘シーンは少ないものの、卓越した魔法の知識・経験から作中トップクラスの強さを誇ります。ある回想シーンでは七崩賢の1人「黄金郷のマハト」に単騎で挑み、1度も負傷することはありませんでした。また、戦闘中に余裕のある言動が多く見られることからも、かなりの手練れであることがわかります。
技
呪い返しの魔法(ミスティルジーラ)
葬送のフリーレン 10巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
呪い返しの魔法(ミスティルジーラ)は、「呪い」と認識したものを自動的に跳ね返す魔法です。防御魔法の全面展開に値するほどの大きな魔力を消費しますが、ゼーリエは常時使うことを可能としていました。
呪い返しの魔法は受けた呪いの量と同じ量を跳ね返すため、その効果は相手の攻撃力に依存しています。ただ作中では後述の「魔法を譲渡する魔法(フィーアヴェリア)」によってデンケンに譲渡しており100年は使用不可だと思われます。デンケンに魔法を譲渡する際、ゼンゼに防御面が疎かになることを懸念されていたがゼーリエ曰く他にも防御手段はある模様。
魔法を譲渡する魔法(フィーアヴェリア)
葬送のフリーレン 10巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
その名の通り、好きな魔法を他人に与える魔法。1級魔法使いの「特権」の正体であり、これを使って魔法を他人に分け与えてきた。使用すると魔法の本が現れ、それを対象者が読めば修練を要することなく魔法を使えるようになる。一方で、『譲渡』であるためか分け与えた当人は、当然その魔法を使えなくなる(学び直すこと自体は可能)。
魔力をぶつけるだけの魔法
葬送のフリーレン 10巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
魔力をぶつけるだけの魔法は、その名の通り自身の魔力を相手にぶつけるだけの純粋な技です。ゼーリエが放った魔力の塊は、相手を遥か遠くまで吹き飛ばすほどの威力をもっています。
防御魔法
葬送のフリーレン 10巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
防御魔法は、その名の通り攻撃を防ぐ魔法のことです。六角形の壁を作って展開することにより、ほとんどの魔法攻撃を防ぐことが可能となります。
呪い・物質を分解する魔法
葬送のフリーレン 10巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館
黄金郷のマハトとの交戦では、マハトが放った攻撃がゼーリエに触れた箇所から「分解」されている様子が伺えます。詳細は不明ですが、呪いや物質的なものを分解(解除)できる能力があると思われます。
服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法
その名の通りの魔法。ちゃんとフローラルな香りもつく。恐らく民間魔法の類と思われるが、これでも神話の時代に存在したとされる伝説級の魔法らしい。一級に昇格したフェルンが「特権」で求めたため、譲り渡した。なお単行本のおまけでは「特権」でこれを要求したフェルンに「正気かお前?」と言っていた。
ちなみに人間側が魔法を使う際は基本杖を用いるが、ゼーリエはこれらの魔法を杖を使わず行使している。他の魔法使いが杖なしで使用する場面はあり、その際一度の発射だけでも手のひらが焦げているので相応の負荷があるのだと思われるがゼーリエにそのような様子はない。
【葬送のフリーレン】ゼーリエの過去は?
◆1000年以上前
幼少期はどう過ごしていたのか、どこから魔法と関わりだしたのかは未だ描かれてはいない。
自らを「魔族達が恐怖を忘れ去るほどの大昔から存在した、神話の時代の大魔法使い」と魔族マハトに称している。
◆約1000年前
具体的な場面では53話の回想にて、魔族に全てを奪われたらしい幼きフランメを引き取って育てていたのが現状一番古い描写となっている。当人は「気まぐれで拾った」と言って憚らないが、その割にはフランメのお気に入りの魔法を今でも覚えて使っていたりと可愛がっていた様子が随所に見える。
原作43話に回想にて描かれた、孫弟子フリーレンを連れてきた時には、それまでの歴史に存在したという魔法をほぼ収めるほどには膨大な知識や本を所有していた。才能がありながらも野心を持たないフリーレンを侮蔑するが、フランメは「この子はいつか魔王を倒すよ。きっとこういう魔法使いが平和な時代を切り開く」と言う。
それから約50年が経ってフランメが死んだ際は、フリーレンから彼女の「人間の統一帝国で魔法研究の許可がおり、ゼーリエに新設された宮廷魔法使いの教育を引き継いでほしい」という遺言を預かりながら「魔法は特別であるべき。才ある者以外に教えるつもりはない」という考えから「最後まで分かり合えなかった」とこぼしながら破り捨てた。
その上でフリーレンは、フランメが遺言状をゼーリエが破り捨てることを予見していたこと、彼女の「それでも伝えておきたかった。夢が叶ったよ」という本当の遺言を伝える。「誰もが魔法を使える時代」という夢を持っていたフランメの少女時代を思い出しながらゼーリエはこれから来る人間の時代の到来を誰よりも予感し、フリーレンに檄を飛ばした。
【葬送のフリーレン】ゼーリエの年齢・強さまとめ!
今回は、葬送のフリーレンに登場するゼーリエの年齢・強さは?気になるプロフィールについてご紹介しました。
以下、葬送のフリーレンのゼーリエに関するまとめです。
- ゼーリエは神話の時代から存在するエルフの大魔法使い
- 大陸魔法協会の創設者
- 金髪のロングヘアと幼い見た目が特徴的
- 基本的には好戦的でドライでツンデレな性格
- 1000年以上前に存在した伝説の魔法使い「フランメ」の師匠
- 魔法の知識・戦闘力ともに作中トップクラスを誇る
最後まで読んで頂きありがとうございました。
【葬送のフリーレン】登場キャラクター一覧
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