【ネタバレ注意】アウトレイジ最終章のあらすじ・感想

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昨日アウトレイジ最終章を見てきたので感想書きたいと思います。

 

カンタンなネタバレ

 

大友はビヨンドで丸暴の刑事である片岡(小日向文世)を木村の葬式で射殺したあとチャン会長のツテで韓国の済州島に逃げます。

 

そしてそこで風俗店の管理をしている(昼間は市村と釣りしています)所から物語は始まります。

 

ある日客と派遣した嬢がトラブルになり大友が仲裁に向かいます。クレームの主は花菱会の幹部:花田(ピエール滝)、「花菱の花田やぞ!舐めとんのか!?」と凄む花田に「舐めてなんかいねーよバカヤロー!」と応酬する大友。

 

ここでアウトレイジのお約束であるバカヤロー節が炸裂!かっこいいです。その後、花田が後日代金を払うという形でその場は収まるのですが、花田は代金の回収に来た高を射殺して遺棄します。

 

この事件が花菱とチャングループの抗争の発端になります。

 

部下の高が殺されて敵討ちをしないのかと大友に迫る市川に「俺も色々考えてるんだバカヤロー」とキレる大友。

 

これ以上暴れてチャン会長に迷惑はかけられないと考えこの時点では大友は堪えます。

 

チャン会長も花菱会への報復などは考えておらずとにかく大友を暴れさせるなと部下のリー(白竜)に命じます。

 

一方花菱会ではビヨンドの布施会長(神山繁)に変わって新しく会長に就任した野村(大杉蓮)と若頭:西野(西田敏行)の間で内部対立が起きており、野村は西野が花田と同行してチャン会長に謝罪に行った帰りに西野を襲撃するように中田に指示を出します。

 

この襲撃が成功し、西野が行方不明なります。(本当は中田が西野裏切らず西野は表向き殺されたことにして身を隠します。)

 

中田と花田の嘘の報告を聞いた野村はすかさず報復に見せかけ、チャン会長(演:金田時男)を襲撃するように指示を出します。

 

そして、チャン会長は襲撃されますが李の助けもありなんとか難を逃れます。この知らせを聞いた大友は激怒、ついにチャン会長の何もするなという命令を無視し市川と共に動きだします。

 

大友が手を組んだのは西野、西野は大友に花菱会の会合の情報を流し大友はそこに市川と共にマシンガンで襲撃し西野・中田を除く会場にいた花菱会の若い衆をほぼ皆殺しにします。

 

そしてその後宴会に来ず難を逃れた野村を西野が捕まえ、大友に引き渡します。野村は「キャンプしよっか」と言われ車道に首から下を埋められた状態で放置され、その後トラックのタイヤに首を跳ねられてはグシャ…。

 

花田もホテルで楽しんでるところを大友に襲撃され、口に花火を入れられボンッ

 

これで今回の大友の暴走は終了したかと思いきや最後、大友は李と一緒にビヨンドのラストで木村を殺した山王会元会長:加藤の側近を殺害します。(ちゃんと木村の敵討ちをするところが大友の義理堅さが伺えます。)

 

そして、これ以上はチャン会長に迷惑がかかると大友に銃を向ける李(演:白竜)、大友は「あなたが手を下す必要はない」と自ら頭を撃ち抜き自害して物語は終了です。

 

感想

 

前作の怒号が飛び交うビヨンドとは打って変わり今作はソナチネを彷彿とさせる淡々とした展開でした。

 

ただ全員暴走というより大友が因縁のあった相手全員殺して自分殺して終わりってだけなのでキャッチフレーズとは少し違うなという印象は受けました。

 

というか予告でほとんど大切なところネタバレしてたので、展開にあまり意外性がありませんでしたね・・・・。

 

実質的に一番得をしたのは花菱会の中田と西野なのかもしれませんが、大友に若い衆を虐殺されたのでそこで痛み分けという感じなのでしょうかね・・・。

 

今回は北野映画感が前面に出ていて正直ビヨンドのエンタメを期待していた人には少し肩透かしの展開だったように思いますが、無印からアウトレイジを見ていた人にはこの結末は納得いくものじゃないかなと思います。

 

ただ気になったのは花菱会の西野と中田役を演じていた西田敏行さんと塩見三省さんがすごく弱弱しくなっていたことですね・・・。

 

前作のビヨンドで印象に残る怒号を飛ばしていた2人ですが、今作はすごむことはあってもやはり年齢による衰えを感じずにはいられませんでした。

 

特に塩見さんに至っては病み上がりだそうで、本当に頑張って撮影したんだと思います。本当にお疲れさまでした。

 

やはり最終章の撮影を延期せずにもっと早く作っておけば、ビヨンドのキャストももっとピンピンしていて、こういう滅びの美学とは違う展開になったんだと思うと少し後悔が残りますが、これはこれでありだと思います。

 

とはいっても、ジャ〇ーズや売り出し中の女性アイドルがおらず日本屈指の演技力を持つ名優オールスターだけの迫力ある演技が見られる稀有な作品ですので、一見の価値は間違いなくあるでしょう。

 

 

 

 

 

 

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