あらすじ
ギルス・アナザーアギト、そしてシャイニングフォームのアギトによって水のエルは倒された。だが、G3-Xの氷川誠はこの戦いで負傷してしまう。
氷川を病院へ担ぎ込んだ翔一は、記憶が戻ったことを打ち明ける。だが木野はさほど気にも留めた様子はなくその場を去っていく。一方の涼は翔一から父の死の真相を聞き出す。そして、記憶を取り戻した翔一が以前と変わらず能天気なことを知る。
沢木哲也は、謎の青年の訪問を受けていた。水のエルをも倒すアギトの力、それを奪い、アギトを消し去ると言う謎の青年。翔一が記憶を取り戻したことを知った真魚は、どうしても気になっていたことを確かめる為、自分の父親の写真を翔一に見せる。そして、その写真を見た翔一は・・・。
ウォルクリス・ウルクスの暗躍に駆けつける木野。そこに謎の青年が現れる。一様に衝撃を隠せない木野だが、自分の力を奪うという謎の青年と戦う。しかし、謎の青年の力の前に、木野はその「アギトの力」を奪われ、倒れてしまう。
そこに駆けつけた涼は、かつて自分を助けてくれた謎の青年を前に躊躇いを見せるが、戦おうとする。だが木野がそれを留める「奴と戦ってはならない!」しかし涼は変身し、謎の青年と対峙する・・・。
水のエルの最期
エルロードの中でも最強の呼び声が高い水のエルと四人ライダーの戦い。前回の最後でかっこよくバーニングフォームに変換したアギトですが、水のエルに軽くあしらわれ劣勢は変わらず、そこにG3-Xがアシストしますが、水のエルにビルの四階くらいまで投げ飛ばされ落下の衝撃で戦闘不能に。
G4は同じくらいの高さのヘリから華麗に着地していたのを見るとG3-Xちょっと強度弱くね?っとおもいましたが、受け身が取れなかったのが原因でしょうか?まあこれにアギトがキレて怒りのバーニングパンチ。
これを食らって水のエルが怯んだ一瞬のスキを逃さずエクシードギルスのエクシードヒールクロウ、木野アギトのアサルトキック、シャイニングフォームのライダーキックと3人ライダーの最強技で一気に畳みかけ水のエルを撃破します。
水のエルは爆発しますが前回同様にエネルギー体となり、テオス(黒服)の元へと離脱。また前回みたいに復活か!?と思われましたが、どうやらテオスの元にたどり付く寸前で死んでしまった様子。彼に死に動揺するテオス、これを受けてテオスは遂に警察病院を出て行動を開始します。
芦原さんと小沢さんのレスバ
木野さんの紹介で吉澤病院に氷川さんを担ぎ込んだ翔一と涼。そこで見舞いに来た小沢さん(とオムロン)に遭遇します。ここで初めて涼と小沢さんが御対面。
「これ以上関わらない方がいい。所詮ただの人間だ。」(涼)
「ご忠告ありがとう。でも、最後に勝つのはそのただの人間よ。」(姐御)
「フッ、そうだといいがな。」(涼)
一見すると芦原さんがケンカを売っているように見えますが、元々アギト捕獲作戦とかで警察(まあ原因は10割北条さんなんですが・・・)には恨みがあるのでこの態度も致し方なしでしょう。
これに対して人間アピールの小沢さんですが、初期G3-XやらG4みたいなヤバい兵器作っている時点で果たして彼女はただの人間なんだろうかという疑問。。。
さておまけの尾室君、今回もその哀れさは遺憾無く発揮。今の柴田さんを見るとアギトで3枚目ポジションなのがちょっと笑えます。
記憶を取り戻した翔一
氷川さんの様態を聞いてさっさと帰ろうとする木野さんを翔一が呼び止め、ここで翔一が過去の記憶を取り戻したことが明らかに。そしてあかつき号で、自分が海に放り出された後何があったのか知りたがる翔一ですが、木野さんもあの後水のエルに釘刺された、みんな自暴自棄になって人が変わり過去に逃げたくらいしか言うことが無い様子・・・。
ここで父に何が起こったかを知った涼は、父がその運命から逃げようとしていたことを理解します。ここで芦原さんのお父さんが衰弱死していた伏線が35話越しくらいに回収されます。こういう丁寧な伏線回収はさすが、最高視聴率のライダー作品といったところ。
しかし記憶を取り戻しても翔一はいつもの翔一。アギトになったおかげであかつき号から放り出されても生きていたからむしろラッキーと言う芦原さんが呆れるぐらいのポジティブシンキング。
アギトの力に溺れてしまった亜紀さんや相良さんや木野さんと比べるとやはり翔一くんのメンタルの安定っぷりがやばい。あかつき号で水のエルにトラウマを植え付けられなかったことも理由の1つでしょうけど、TVSPでバーニングフォームで暴走しても京本政樹に殴られただけでメンタルリセットできるし改めて翔一君は肉体もですがメンタルの強さがもはや神の領域ですね。
30話で本物の津上翔一から「いずれ君のような人間が必要になる」と言われていましたが、本編後に多くの人間がアギトへ覚醒を始めた場合、亜紀さんや相良さんのように暴走するか、雪菜みたいに自殺すると思いますし、翔一君みたいに飄々とできる人間はそういないと思うので、これから人類がアギト化していく中で確かに翔一君みたいなメンタルの安定した存在は必要不可欠でしょう。
だから沢木哲也ですってば
記憶が戻ったことで美杉家一同にあれこれ聞かれたりする翔一君ですが、何度も本名が「沢木哲也」だと言っているのにみんな「翔一君」と呼ぶのが不満そう(笑)。
ところで、沢木哲也という名前にどうも引っかかるところがある美杉教授・・・真魚ちゃんのお父さんである風谷信行と面識があり、彼が無くなる前に喫茶店で口論していたりとライダーシリーズ恒例のおやっさんポジですが、本編と何らかの関係がありそうです。
一見するとアギトという存在がある世界で美杉教授は超能力の存在を頑なに否定していたりとウラ事情を何も知らない無知なおやっさんみたいなポジションですが、あとになってこの辺の伏線もきっちり回収してくるのでホントアギトのストーリーは良く練られた話だなあと感服させられます。
遂に黒服が動き出す
場面変わってこちら沢木哲也・・・いえ本物の津上翔一。彼の元へテオスがふらりとやってきて、アギトの力を奪う為に遂に自らが行動を起こすことを宣言します。
これに対していやいやアギトこれからどんどん増えるし、1人1人回ってアギトの力を回収するとか絶対無理やろ。。。と冷静に正論でレスバする津上翔一(本物)ですが、アギトの力が無くなっても、人間は悲劇を繰り返すと返すテオス。殺すんじゃなくて力だけを奪うという発想が優しいですね。さすが神様。
テオスvsアナザーアギト
そんな中行動を開始したファルコンロードが木野さんと戦うわけですが、水のエルとの落差が激しくやたらと弱い(笑)。まあ話の都合上テオス登場のために噛ませなるのは分かるんですが他の一般アンノウンと比較してもあまりに弱い(笑)。
鳥の天使だから肉弾戦は弱いのかなと思いつつクロウロードたちは地上でももうちょい奮闘していたよなぁと・・・まあメインはテオスなのであくまで戦闘ではなく追跡のために機動力重視で召喚されたのかもしれません。
んでファルコンロードがアナザーアギトにボコられているところにやってきたのがテオス(黒服)。その姿を見た木野が「お前は・・・!」と驚きながらも、自分のアギトの力を狙っていると知ると果敢に打ってかかるんですが、見えないシールドに阻まれて即退散。
逃げられないように予め領域展開みたいにバリアを付近に展開すればいいのにと思いますが、神なのでわざわざそんなことしなくてもいずれどうにかなるわ~とでも思っているんでしょう。
シーンが変わって逃げる木野さんをストーカーして襲撃するファルコンロードですが所詮は一般アンノウンなのでアナザーアギトの敵ではありません。当人もその辺は良く心得ているらしく、テオスが到着した段階で身を引きます。
これに対してアナザーアギトは最初かライダーキックの構えですが、地面の紋章がテオスによって暴走しアナザーアギトを包む業火となります。別にアギトなら炎くらいどうってことないと思うんですが、パイロキネシス的な特殊な炎なんでしょうか・・・?
そしてその隙をついてテオスがアナザーアギトに謎ビームを貫通させます、するとアギトの変身が解けて中から白い服の少年がテオスに・・・。この後奪われた方だけじゃなくて奪った方も苦しんでてそこに芦原が駆けつけるわけですが、どっちも腹を押さえて呻いてるのがかなりシュールな光景(笑)
そんなテオスを見て涼が攻撃しようとしますが木野さんが「奴と戦ってはならない!」と制止します。テオスも「お前もその力のせいで苦労したやろ?力手放したら楽になれるで?」と諭してきますがそれを拒否してギルスに変身しテオスと対峙する涼。
ここで幕切れですが、最後のギルスがやっぱりビビっているのかおよび腰気味なポーズで笑います。ここからテオス編に入るわけですが変身できない生身の状態でアンノウンと戦わないといけなかったり真魚ちゃんのお父さんの死の真相とかが重くて子供のころに見ていた時はドキドキはらはらして怖かったです。
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