これまでは就職活動のおいて企業から内定をもらいやすくする方法を書いてきましたが、今回は入社後の働き方とキャリアについてまとめていきたいと思います。
現代の過酷な労働環境
引用元:https://twitter.com/torinosashimi/status/1041730675638886402
現代の日本の労働環境は非常に過酷です。まず労働環境のざっくりとした物差しとしては、残業時間があります。入社前は月10~20時間を謳っている所も多いですが、入ったらそんなことはなかったぜ!!というパターンも往々にして存在します。
基本的に残業時間は60時間が目安です。残業時間が60時間を超えると感覚が麻痺して幸福度があるが、健康を害して、食欲不振・病気は2倍になるようです。
引用元:pic.twitter.com/ORLnHIKy4R
そんな会社に入ってしまった時は転職しましょう。最近は第2新卒や第3新卒を受け入れてくれる企業も増え始めていますし、チャンスはあります。会社での待遇が酷くても死を選ぶのは一番の悪手です。今の世の中は死ななければ、生きていく方法はいくらでもあります。
上で紹介している「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)」という本に書いてあることは私も考えさせられましたが、それでも詰まらないプライドは捨ててとにかく生きるという選択肢を選んでいきましょう。
基本的に自分が体調不良や転職で今いなくなったら、周りの人に迷惑が掛かってプロジェクトに支障をきたすというのは社畜の考えであって、残念かもしれませんがあなたが体調不良で働けなくても、99%のプロジェクトは回り続けます。
「私がいないと会社が(店が)回らない」という責任感で辞められない人はTOKIOを見てみましょう。山口達也がいなくても、もはや最初からいなかったかのように世界は回ってる。その責任感で苦しむ必要はない。自分の未来の為にもすぐ辞めましょう。自分にもっと合う職場がきっとあるはずです。
ブラック職場で「誰かが辞めるとその人の仕事が残った人達に分配されて迷惑」て話はよく聞くが「誰かが辞めるとその人に払われてた人件費が残った人達に分配されて美味しい」て話は聞いた事がないです。一体その人件費は何処へ消えたのかなぜ仕事だけが増えて対価が増えないのか本当にこれは経済なのかと私は思ってしまうんですよね・・・。
「会社は辞めるな」っていう意見が多数派の世の中ですが、そんな中で私はあえて「心身がダメになりそうならもう辞めちゃおうよ」って言っていきたいです。例え無責任と言われても嫌ならやめるという選択肢は全然ありです。結局一番大切なのは自分です。
よくある「石の上にも3年だから辞めるな 」・「お前はどこの会社でも通じない」 ・「世間より月給高いほうだよ」 ・「転職しすぎると履歴書に傷が付く」 ・「残業代をもらえるだけ幸せだと思え 」・「お前なんか雇ってくれないぞ 」・「転職すればするほど月給下がるぞ 」・「俺が1番お前のことを考えてる」は信じちゃいけない転職アドバイスです。
楽するために転職しても上手くいかない
よくある大企業出身者が転職する理由としては「今よりもラクしたい」という人が多いです。彼らは規模が小さい会社に行けばラクができると思っています。でも、それは給与水準が違うだけで、採用する側としては大手出身者ならではのスキルやコネクションを生かしてバリバリ働いてほしいわけですよね。こういう “ラクしたがり”はすぐにバレるので、転職市場では敬遠されます。
今よりもいい条件の会社に就職(転職)するためには、やはり自分のスキルを就職してからも磨き続けることです。それができない環境なのであれば、辞めて専門学校などで勉強するのもアリです。特にIT系は今人不足が深刻なので無料でプログラミングセミナーを開催し、就職をあっせんしてくれるところもあります。
ITと言えばブラックのイメージがありますが、データサイエンティストなど専門的なスキルがあれば年収1000万円も夢ではありません。「給料=能力値」 ではなく能力の高い人でも月給12万円とか平気でありますし給料において大事なのは需給であり、「儲かってる業界にいるかどうか」 だったりします。当然能力値も給料査定の1要素だけど、業界自体儲かってなかったら給料に反映されにくいです。
これからの時代に必要なのはクリエイティブな発想
これまでの日本のサラリーマンの仕事というと、言われたことをキチンとこなすマックジョブ型(マクドナルドのような低賃金で必要な技術レベルが低く将来性のない仕事)が主流でしたが、これからの時代において必要なのは新しいものを作り出すクリエィティブさなのです。
これは日本人がもっとも苦手としている分野で、教育制度をこういったイノベイティブな思考ができるようする方向にもっていかなければいけないのですが、まだ変わっていません。そしてクリエィティブな仕事が増えるということは、フリーランスが増えるということでもあります。
これからの時代は恐らく会社に雇われて働くのではなく、フリーランスとして生きていく人が社会システムの発展も合わさって増加していくと思います。アメリカでは既に労働人口の50%が自営業になるようです。インターネットや仮想通貨・これからくる5Gにより、世界中どこにいても情報や価値のやり取りが今よりも容易になるためこの傾向はますます強くなるでしょう。
そんな中でブロガーやユーチューバーで自分のやりたいことをやってみるというのも悪くない選択肢だと私は考えています。
社畜の方々との飲み会行くと、「こんなアプリどう?、こんなWEBサービスどう?」って素晴らしいアイディアを沢山提案してくれるので「いや、それ素晴らしいからやりなよー!」っていつも本気で言ってる。ただ、やらないから一生社畜なんだなというのもわかってる。
— モカ子 (@mocako55) 2018年3月27日
先日書店で立ち読みしたプロブロガーの立花岳志さんの新刊に書いてあった 「人々は、自分の信じる価値観の中に行儀よく収まって日々暮らしている」 という言葉を見て 「価値観を変えれば収入が変わる」と感じました。
人生を変えるには、まず価値観の壁を壊す必要があります。そのためにはまず自分で何かビジネスを始めてみましょう。副業は最近政府や企業も推進していますし、時代的にも追い風です。
自分で1時間1000円を作る能力がないひとほど、時給で働いたらマズいです。それは完全に依存で自分で考えること止めているからです。(まあ世の中で99%がこういうタイプだとは思いますが・・・)
そういうひとほど、10時間かけてでも1000円をつくってみる。雇用されることに慣れ、依存してしまうと、どんどん思考停止して、頭の良い人に搾取され続けることになります。あとサラリーマン脳の人って、すぐ学校に通いたがりますが、起業とか副業は教えてもらうものじゃないです。
「オンラインサロンや起業塾や副業セミナーに何万円も払うのはカモ」です。そのお金があるなら、さっさと売るための物やサービスを作りましょう!ブログを作るのも起業ですし、noteで100円の記事作るのも起業ですし、お祭りでパンを売るのも起業です。今はインターネットでほぼ0からビジネスを始めることができますし。お金がないという人はブログやyoutubeなど初期投資ほとんどかからない事業から始めましょう。
歳だけ重ねた無能人材になるな
そして、これからはAIの台頭により従来のマック型ジョブしかできない人間には肩身の狭い時代になると思われます。ですが、AIによって新しい産業が生まれることもありますし、そういった時にAI周りをサポートする人材としてマック型の人間にも一定数の需要はあります。
ですが、これからAIなどコンピュータが発展していく中で、肉体労働がなくなっていき「考える力」が問われる時代になっていくので、今からでも本なりビジネスなりを考える時間を設けた方が将来のためにはなると思います。
参照:https://twitter.com/cococoin_chan/status/997084525627822080
現在も人手不足なのは低賃金労働者とハイスペック労働者であって、「普通の正社員」は人余りになっていくでしょう。普通の人の多くは、ステップアップしてハイスペック労働者になるか、転落して低賃金労働者になるかの二択。中年になるまでに第一宇宙速度に到達できなければ、落下していくしかありません。左の山:派遣、バイトで、右の山:高度専門職(修士卒レベル)に二分しています。「40歳までに右の山に行けないと、高収入に到達せずに人生が終わる」ということを表しています。
これからのキャリアにおいて意識するべきこと
この記事でも書いていることですが、新卒の人は自分の好きなことをやる、会社員としてではなく自分が正しいと思うことをやる。これを徹底していれば、基本的に3~5年で何らかのプロフェッショナルになります。
会社を辞めたらひっきりなしに仕事の依頼が舞い込み収入も増えた。しかも自由度は高くなる。市場価値の高い人にとっては会社員になる意味がまったくない時代が来てる。しかも今やロケット会社でさえ「自分で会社作る」で実現できる。それしか選択肢のない人を除けば、雇われ人になる意味はまったくない
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年4月3日
95%の会社が10年以内に潰れる ・会社生存率 3年 65% 5年 15% 10年 5% 20年 0.03% 奴隷労働やってる人って正直バカです。社内の立場の為()に奴隷やっても、数年でその会社は消滅するかもしれませんし、自分自身のスキルを身に着けましょう。そうすれば会社がつぶれても転職なり、フリーランスなりいくらでも食べていけます。
休むことの大切さ
休むことやだらだらすること、何も考えないこと。サボること。 実はそれは生き残っていく上で必須な活動です。商社マンとかには不眠不休でバリバリ働く鉄人みたいな人もいますが、そういうことができる人こそ、むしろ長生き出来、要所で倒れずに成功していくのではないかと思います。
まあ商社や銀行とかで働いている一部の超人には不要かもしれませんが、少なくとも自分を超人だと思い込むメリットはないと思いですしそうも思いませんので、自分は休みを大事にするようにしています。
終わり
「これからは会社員として働きつつ副業も始める二足の草鞋を履く必要があります。」年金も数十年後どうなるか分かりませんし、貯金も大事ですが、倹約して支出を抑えるだけではなく収入自体も上げていくために副業・投資は必要不可欠なものとなってくると思います。そして、副業を軌道に乗せるコツは好きな事を選んでコツコツひたすら続けることです。
社会保障制度など今の日本についてと私が感じるところはいろいろありますが、その中でも特にやべえとこが凝縮されてるのが教育と労働の分野だと思います。「22年」と「1000万円」を掛けて育てた人材を「残業」や「休日出勤」でボロ頭巾のように数年で使い捨てなんてことが日常茶飯事で起こっています。
世間ではよく『10年後を考えてキャリアを積め』と言いますが、10年あれば自分の環境はガラリと変わってきます。なので仕事のみを軸に考えると修正しにくいですし「どう生きたいか」くらい壮大なビジョンで考える方が人生設計は上手くいくと思います。
とにかく大切なのは自分の現状を認識し、それに満足していないのであれば、変えていくために何をするべきか明確な筋道立てて考えていくことにあります。
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