【電通案件】なぜ100日後に死ぬワニは炎上したのか

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100日後に死ぬワニが電通案件だった

 

ツイッターでかなり話題になってたワニくんは結局電通案件だったんですってね。 死んだ瞬間にドバドバと関連商品が出てきたわけですけど、普通に考えてこのコロナショックの中で3カ月程度でこれだけの商品ラインナップを揃えられないのは明白なので、あらかじめ仕込まれていたものであること間違いないでしょう。

 

まあ冷静に考えて電通案件じゃなきゃ、あの中身なんて無いに等しいクオリティであんな異常ないいねやリツイートが付くなんて無いとは思ってたので納得といえば納得です。

 

個人的に無償で提供していたコンテンツ収益化に対しては漫画家も漫画で飯食ってるわけですし、ブロガーはブログのアドセンスで飯を食っているわけですし、そこにコミットするのは問題ないと思います。

 

 

じゃあ100日後に死ぬワニは何故炎上したのか?

 

100日後に死ぬワニの何がまずかったのかというと、個人で始めた企画と謡っていたが、①1日目から徹頭徹尾完全な電通案件であったこと、②さらにステルスマーケティング(ステマ)をしていたことの2点に尽きる

 

個人で企画する→バズる→グッズ販売映像化など展開していきます!だったら応援したくもなるし、零細漫画家のサクセスストーリーの例にもなったと思います。

 

だけで実際にふたを開けてみると、友人の死が突然だったからとかいうのは真っ赤なウソで、ワニの作者のきくちゆうき氏は電通ラボで打ち合わせした企画の通りに漫画を描いただけだったというオチ、そりゃ炎上して当たり前だろうと

 

 

 

この2点について全く触れず、収益化を叩くのはネット民の嫉妬などと言っているテレビのコメンテーター芸能人は須らく電通の犬というべきでしょう。理由は単純で電通は大手広告代理店でテレビ番組の構成にも大きな影響力を持っているからです。

 

↓のような感じで電通が東京オリンピックの汚職にかかわっていた事実も日本のマスメディアでは完全に抹消されています。

 

 

 

 

またTwitterでやしろあずき氏をはじめとするフォロワー数の多いインフルエンサー絵師がこぞって擁護していますがこれも理由は単純で皆電通のステマに加担している漫画家の一派できくちゆうき氏のお仲間だからです。

 

 

 

ステルスマーケティングとは?

 

ステルスマーケティング(英: Stealth Marketing)とは、消費者に広告と明記せずに隠して、非営利の好評価の口コミと装うことで、消費者を欺いてバンドワゴン効果・ウィンザー効果を狙う宣伝手法。ヤラセやサクラなどもこの一例に分類される[1][2]。

 

英語圏ではアンダーカバー・マーケティング(英: Undercover Marketing)と呼ばれるゲリラ・マーケティングの1つ。日本では明確には違法になっていないグレーゾーンな行為のため、芸能人やインフルエンサーによるペニーオークション詐欺事件以降にステマの存在が認知された後も、まとめサイトなどwebサイトやSNSにおけるステマが絶えない[3][4][5][6]。欧州連合やアメリカではステマのような広告表記のない宣伝行為は、消費者に対する不公正な欺瞞に当たる行為として明確に法律で規制されている

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

 

 

つまりステルスマーケティングとはPRであるということを明記せずにステルス的なマーケティングを行うことを意味し、今回の100日後に死ぬワニの例であれば、↓のようなものがステマの例となります。

 

 

 

これは稚拙な例ですが、中にはランサーズなどを介した本物の意見と見分けのつかないものがSNS上に多数存在しており、自民党の安倍政権もこれを使ってネットの世論操作をしているのではないかという疑惑がもたれています。

 

 

 

ステルスマーケティングは何故悪なのか?

 

まだ世の中にはなぜステマは悪なのか?電通が悪なのかという点について疑問を持つ人が多いと思いますが、この点に関してはタレントのふかわりょう氏がもっともな指摘を行っているので、引用しておきます。

 

 

 

ふかわ りょう「テレビのCMってなんであるかって言うとタレントがね、このふりかけ美味しいですよ!、この洗剤よく落ちますよ!って演技としてセリフを言っても、 それを見た視聴者がこれはCMだからこう言ってるんだなって理解できるからなんですよ。 当たり前の話なんだけど。 お互いが広告ですよってことを了解し合ってる状態だから、 買うか買わないかの判断に錯誤が認められないわけです。お互い善意だから。 で、これを例えばテレビ番組の中で急に僕この話題の本を読んでハマってるんですよ!、この歯みがき粉めちゃくちゃ黄ばみが落ちるって聞いて使ってます、オススメです!って、 スポンサーがいる上で演技として言ってしまう。これはまずいわけですよ。 視聴者が広告なのかどうか判断が出来ないから。錯誤が起きる状態で物を勧めるのは詐欺と同じですよ。 この認識は絶対履き違えたらダメなんです。 他にも僕が例えばカフェを開きました。芸能人の誰々さん、グラドルの丸々ちゃんがふかわさんのお店に行ってきましたってブログに書くとします。これ本当に友達ならいいですよ。 僕が頼んでたらどうですか? 店のレビューしてSNSで拡散してください。謝礼もします。 これはね、ダメなんですよ。お客さんが広告だと判断出来ないから。 ステマって絶対ダメなんです。」

 

 

 

ようは事前にクソほど仕込みしてるくせに「え?個人でほそぼそとやってたのにみんなが認めてくれてすごい一大ムーブメントになっちゃったの?(キョトン」路線が気持ち悪いんですよね。前に電通案件で大失敗した下町ボブスレーといっしょです。

 

 

【平昌五輪】マスコミが報道しない下町ボブスレー騒動の真実

 

 

あとなんぼ創作上のものとはいえ「死ぬぞ死ぬぞさあ死ぬぞ!ハハッ!死んだぞさあ買え!」とか人間として基本的な部分で頭おかしいんじゃないかなと個人的には感じているのですが、これは電通という企業が社会倫理の欠片もない悪徳企業だということで納得がいきます。

 

 

電通で起きたパワハラ過労死事件

 

この電通という企業は過去に高橋まつりさんという女性社員をパワハラで過労死させるという事件を犯しています。この事件は電通という大手企業で起きたこと高橋さんが美人だったということが相まって世間でも大きく報道され、これを機に働き方改革に乗り出す企業も増えてきました。

 

まあそんなパワハラで社員を追い込んで殺すような企業が、100日後に死ぬワニという、作者曰く命の大切さを説くコンテンツの企画をしていたというのは今世紀最大のギャグでしょう。この事実も今回の炎上に拍車をかけています。

 

 

まとめ

 

お金は誰だって必要だし、どうやったら売れるかを考えるのは正しい。 こういうの好きだろ~とそれを率先して生み出すのもノリとして良いもの。 ただそれをやる人間が愛情なり熱意なりを持っていなそうだなと露呈したときは、こんな感じで大きく炎上するということですね。

 

死ぬワニですが、やはり問題点はさも個人だけで作ってますを売りにしていたところ。ですね。実際2020年1月のきくちゆうき氏のインタビューでもやりたいことをただ発信しただけと語られている。

 

漫画家は慈善活動家ではないので、もちろん作品を公開することで何かしらの対価を得るのは然るべきですが、最初から電通案件なのを隠してるのは情報を非対称性を利用した詐欺行為であり、そこは漫画家ならファンを裏切っちゃだめだろうと思います。

 

そして、なぜ電通がネットで嫌われているのかというと、消費者との情報の非対称性を利用した悪質なマーケティングを行う企業で、かつパワハラが当たり前の企業倫理感のないワタミのような人の心が感じられないサイコパスのような悪徳企業だからという単純な理由に過ぎない。

 

加えて電通のステマ以外のマーケティング手法はお粗末そのもので、現にステマが法律で禁止されている海外ではろくに売り上げを上げることができないため、2020年度は海外展開の失敗で約800億円もの赤字を出している。

 

そういった意味では正攻法でのマーケティング力では他の国の広告代理店以下で、日本だと政治家と癒着して法規制を緩くしているおかげステマで飯を食っているだけの姑息な企業だからこそ余計嫌われ具合に拍車をかけているのでしょう。

 

今回の100日後に死ぬワニも日常の中の突然の死だったはずなのに、死んでから一夜も経たずにお通夜から納骨までの日程を告げられ、香典の金額まで指定された気分ですし、まあコケるでしょう。こういったところは電通の企業倫理以前に企画した人間の手腕の低さが垣間見えます

 

まあ年度末の期末に間に合わせて売上を計上したかったとかその辺りが理由なんでしょうけど、ほんとに電通は壊滅的に下手打つときがあってほんとに広告代理店なの?って思ってしまいます。

 

電通が絡んでるならワニの最期は自虐ネタで過労死にすればまだリカバリーの余地も……いえなんでもありません。

 

 

 

 

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