プロシュート兄貴とペッシから見る「言葉」でなく「心」で理解するという事の意味

臆病なマンモーニ(ママっ子)のペッシ

暗殺チームの中では下っ端で、人を殺した経験すらなく、先の戦いで敗れた二人の仇討ちまで口にするなど言動に青臭さが感じられる。恐らくは年齢もブチャラティ達とどっこいどっこいなのかもしれない。 登場時はプロシュート兄貴に甘えっぱなしの臆病なマンモーニ(ママっ子)だった。覚悟も実戦経験もあまりないようで、ミスタの奇策に完全にビビっていた。プロシュート兄貴のおかげでなんとか助かったが、その後に兄貴から暗殺チームの一員としての覚悟と気迫の足りなさについて説教を受けていた。ブチャラティとの初戦でもあまり活躍出来ていない。

引用:ジョジョの奇妙な冒険 第5部(30〜39巻)セット (ジョジョの奇妙な冒険) (集英社文庫(コミック版))

引用:ジョジョの奇妙な冒険 第5部(30〜39巻)セット (ジョジョの奇妙な冒険) (集英社文庫(コミック版))

こういう感じでペッシはプロシュートの兄貴から何度も成長しろ、供御を持てと口酸っぱく言われているわけですが一向にペッシにはそれを理解できませんでした。そのために彼はミスタに氷を割られて動揺でスタンドを解除してしまうなどのミスを犯してしまい、結果的にブチャラティたちは救われました。

引用:ジョジョの奇妙な冒険 第5部(30〜39巻)セット (ジョジョの奇妙な冒険) (集英社文庫(コミック版))

言葉は背中で語れ

そして、なんだかんだでトリッシュのいる亀を発見したわけですが、ここですでにミスタの失敗したという報告を聞いて、ブチャラティが亀から出て待ち構えており、ペッシは不意打ちで一発ノックアウトされ、プロシュートの兄貴とブチャラティの怠慢バトルが始まるわけですが、プロシュートの兄貴はブチャラティの奇策により列車に引かれてしまいました。

ですが、プロシュートは瀕死の状態ではありますが、かろうじて生きており、最後の力を振り絞って自身のスタンド能力であるグレイトフルデットの老化を維持します。このプロシュートの兄貴の死ぬまでスタンドを絶対に解除しないという姿勢と覚悟を見て、ペッシはようやく日ごろから言われていたけどよく分かっていなかったプロシュートの兄貴からの言葉の意味をようやく「言葉」ではなく「心」で理解したのです。

引用:ジョジョの奇妙な冒険 第5部(30〜39巻)セット (ジョジョの奇妙な冒険) (集英社文庫(コミック版))

わかったよ、プロシュート兄ィ!!兄貴の覚悟が!「言葉」でなく「心」で理解できた!」
「ブッ殺すって思った時は、兄貴ッ!すでに行動は終わっているんだね」

そこからのペッシはまさに別人で戦闘では自身のスタンド能力を大いに活かした戦法で奮戦。 その成長っぷりたるやブチャラティにして「外の老化の男さえ倒せば もうオレたちの勝利かと思っていた・・・だが 甘く見ていた。この列車の中で本当にやっかいなのは「老化させる能力」の男の方ではなかった。真に恐ろしいのは・・・・・・・・・!!この「釣り糸」の男の方だった!」と言わしめたほどです。

車の停止後、車外にてブチャラティと正面切って一騎討ちを展開。致命傷を負いながらもかろうじて生きていたプロシュート兄貴の援護もあり一時優位に立つが、自身の『糸』を逆利用され、ブチャラティによって首を折られてしまう。

それでも執念で立ち続け、亀の内部に入り込んでジョルノたちを道連れにしようとしたものの、寸前の所で阻止され、アリアリラッシュをお見舞いされる。バラバラになった肉体は川の中へと落ちていき、ペッシの敗北とほぼ同時にプロシュート兄貴も息絶えた。一見当たり前の行動にしか見えない道連れに対しブチャラティがキレた理由だが、恐らく道連れの理由が(口では仲間の為と言っているが)ブチャラティに悔しさと絶望を味わわせたいだけであった。

つまり先程までの気高い覚悟がただの自己満足に摩り替わってしまっていたからだと思われる(亀を叩き付けようとする際の下卑た笑い声がそれを示唆しているのだと思われる)。兄貴の言葉通りに「ブッ殺す」と心の中で思った時に行動が既に終わっていれば、他のメンバーを全滅させることもできただろうに、すぐにそれをせずにその様をブチャラティに「見せつける」ことを優先したのだ。「そこら辺のナンパ道路や仲よしクラブ」と同等か、それ以下の末路であった。「精神の成長に心が追いつかなかった」と言われる所以である。

まあ結果としてペッシは精神的に成長したもののブチャラティの覚悟にあと一歩及ばず敗北してしまうわけですが、このペッシとプロシュートの兄貴から見えることとしては、「相手に対して、自分の言葉や意味を本当の意味で伝えたい場合は自分を背中で語るのが一番効果的」だということです。

例えば子育てであれば、子供に対してもガミガミ勉強しろという親がいます。ですが、子供はその場では勉強するかもしれませんが、それからまた親が口酸っぱく言わないと勉強しません。これはその子供が親の言葉を心で理解していないからです。

そして、子供が親の言葉の心で理解できていないのは親が勉強していないからです。自分がろくに勉強していないのに勉強しろしろと言って子供が勉強するわけないのです。もし本当に子供に勉強してほしかったら、自分が資格勉強なりをしてその背中で勉強の意味を語るべきなのです。

そうすることで子供は親のいう勉強の大切さをそうでないと子供は親の勉強しろという言葉の意味を心では理解しない、つまり真に理解しないのです。

終わり

ジョジョシリーズは1~8部までありますが、個人的に一番好きなのは5部ですね。ストーリー自体は一見3部みたいな敵を倒すみたいなものですが、そこに「運命への覚悟」と「結果と過程」という人生哲学が上手い感じで込められていて好きです。

人間賛歌という意味では6部と7部も好きですが、個人的には五部の塩梅が一番好みです。今回のペッシとプロシュートや最後のキングクリムゾンとゴールドエクスペリエンスレクイエムの対比や、ローリング・ストーンズも好きです。



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