【駄作/ひどい】半妖の夜叉姫 最終回「殺生丸の娘であるということ」感想

アニメ

半妖の夜叉姫の最終話を見ました。

あらすじとか感想とかをつらつらと書いていこうと思います。

 

最終話のあらすじ

麒麟丸が出てきて、姉を叱責

姉、ブチギレて絶縁宣言して逃亡

璃玖も麒麟丸の腹に刀ぶっ刺して逃亡

殺生丸は零を追いかけて消える

腹の刀を抜いているところに3姫がケンカを売る

返り討ちにあってせつな死亡、麒麟丸撤退

せつなの死体を見ながら絶望しているとわに、突然戻ってきた殺生丸がなにか言う

ED(2期に続く)

 

感想

 

まあ一言、ひどい

 

序盤から謎をばら撒いて、最終回直前に風車だのアクルだの希林先生とか現代の妖霊星とか麒麟先生とか更なる謎燃料を投下した上で、最終回は戦闘のみ。挙句その戦闘では敵キャラを誰1人として倒せず、メインキャラ死亡。 こんな最終回見たことない。2期があるにしても、1期の最後をもっときちんとした形で終わらせて欲しかったです・・・

 

麒麟丸 倒せない

是露 倒せない

理玖 倒せない

せつな 死亡

天生牙 折れた

りん 眠ったまま

犬夜叉 封印されたまま

かごめ 封印されたまま

 

これもうバッドエンドですよね、結局何も解決しないまま終わってて、しかも何か大きな話があったのかと言えば、雑な展開で思わせぶりな謎をバラまいただけで、途中の無駄な雑魚妖怪退治を省けば2クールでちゃんと終わったんじゃないかと思ってしまう話の薄さ。どれくらい薄いかと言えばガンダムOO1期の100分の1くらいの薄さですね。同じ2クールとは思えないですね笑

 

 

殺生丸の行動が何一つとして理解できない

 

まあ夜叉姫の何が酷いって脚本のせいで殺生丸が超絶無能の無口クソ親父になっちゃってる点。前作も無口だったしところどころ無能だったけど、まあ許容できる範囲だしりんちゃんと邪見が翻訳してくれました。

 

ですが、今作の殺生丸は何したいのか本気でわかりません。前作であくるを見つけたらのに放置したのもアレですが最終話では、りんを生かすために是露を生き返らしたと思ったら、舌の根が乾かない内にすぐ殺そうとするし、是露を追って消えた思ったらせつなが死んでから急に帰ってきたし、見てて完全に「は?何やってんだお前」という状態。

 

りんが悲しむのを気にしてる割には是露の方ばかり構って挙句の果てに娘の片方をやすやすと死なせてるのなんなん? って感じですし、行動原理がまるでわかりません。自分たちの娘を死なせること以上にりんが悲しむことってなんやねんと。。。

 

殺生丸は自分が直接守るっていうよりも己の身は己で守れるように剣や盾を授けるタイプの父親なのは分からなくはないですが、完結編でりんを死なせてしまった後悔と恐ろしさを身もって学んで、その結果今度は娘を死なせちゃいましたとか草も生えない展開ですよ。前作で冥道を広げる時に、ご母堂様から「天生牙に甘えんなよ」って指摘されて愛しき命の尊さを学んだはずなのに、結局せつなを死なせて天生牙でよみがえらせる展開で、殺生丸が学習能力ない無能キャラになってててなんやこれ・・・という感想。

 

まあせつなは2期で天生牙で生き返えるとは思うんですけど、「でぇじょうぶだ、天生牙で生き返れる!」みたいな世界観。そのうちナメック星の石で作ったスーパー天生牙でも出てきそうな勢いです。

 

結局ごうおくのためしって何なん? ゆかりのたちきりも結局最後まで出てこんかったしと、今のところ無能のしか見えないのが悲しい。あと犬夜叉とかごめの声優が最終回で一切出番ないのに副音声で呼ばれているのはさすが笑いました。夜叉姫で犬の大将の墓に放置されたまま、ろくに出番もらえない上にこの展開見せられたら勝平さんもあんなリアクションになりますよねー・・・。

 

麒麟丸が可哀そうとしか思えない

 

前作だと奈落許せねぇ!っていうところでみんな打倒奈落という目的のために動いていたのですが、今作の敵ボスである麒麟丸っていうほど悪いやつか?ってなっちゃうんですよね。

 

そもそも1期を振り返ると麒麟丸って半妖と人間が嫌いってだけで特になにも悪いこともしてませんし、最終回もなんで3姫と麒麟丸が戦う展開になるのかが謎なんですよね。夢の胡蝶関連だとしてもケンカ売って戦って倒す必要があるのかと。。。

 

2話辺りで桔梗似の時代樹の主が麒麟丸は殺生丸と手を組んで悪いことやっているとか、人間や半妖をひどく嫌ってて、目覚めたら有無を言わさず殺すから危険、みたいなこといってたと思うんですけど、実際に蓋を開けたら半妖アレルギーなのは姉だし、姉と部下が暴走している尻拭いしているだけで、肝心の麒麟丸は半妖の3姫には手加減して甘々だし人間を襲っている様子もないし、そもそも興味ない的なご母堂様スタンスだし、初期の設定はどこにいったんですかね・・・?

 

加えてそれ以前も犬夜叉パパと麒麟丸は妖霊石をぶった切って世界救った英雄で、そこから寝ててとくに悪いことをしてる描写が一切ないという。生まれたばかりのとわとせつなを狙ったのも是露で、見るに見かねて馬鹿なことやってる姉を止めに来たら部下に裏切られ弱ったところを戦う気もないのに何故か娘達からリンチ受け一人返り討ちにしたら逆上ヒステリー受けたにも関わらず、トドメも刺さずに見逃しあげるってもはや聖人の域のやさしさだとおもうんですよね。

 

視聴者側からしたら明白な理由もなく麒麟丸をつけ狙って負傷したところに襲い掛かってる3姫のほうが悪そう見えるという摩訶不思議状態。いやー中の人もホント作品に恵まれませんよね。麒麟丸と細谷佳正は犠牲になったのだ・・・日曜5時30分~のクソアニメ枠の犠牲にな・・・

 

まとめ

 

まとめとしては1期はなにがしたいのガチでわからんアニメだったというのが率直な感想です。 2期でリカバリーするのかもしれませんが、個人的に殺生丸りんは大好きですし、この作品も基本好意的に見ようとしていますが、それでも1期だけだとホントにひどいとしか言いようがないです。

 

愛矢姫とか本筋とは関係ない話が多く特段面白い話でもないのに謎は増えていき、最終回で何も締まらないうえに殺生丸が脚本の粗のせいで無駄に株を落とすというなまじ人気キャラを触っているだけにアンチが爆増しそうなクオリティだったと思います。

 

そして最終回のサブタイの「殺生丸の娘であるということ」の意味も本編を見て全く意味が分かりませんでした。まあ殺生丸の娘は人生ハードモードってやりたかったんでしょうけど、手負いの大妖怪にケンカ売って返り討ちにあっているだけですし半分自業自得みたいなもんでなんも共感できないという・・・

 

結局ストーリーも作画も酷いまま終わってしまった。麒麟丸は普通の輪郭なのに殺生丸の顔は丸過ぎだし… 娘達も妖怪化するにしてももうちょっと可愛く書けなかったんかなと。紅夜叉もろはのゴルゴ線や、覚醒とわも不細工だしキャラデザ関連も酷いと思います。

 

極めつけは最終回の戦闘の謎宇宙、一瞬犬夜叉VS殺生丸のときの冥道かと思ったものの別にそんなことはなく、ただのエフェクト。しかもとわともろはは某忍者漫画のスサノオみたいなもんをここにきて急に出し始めてスタンドバトルしてるし一体何がしたかったんでしょうね。しかも神作画で何かするのかと思ったら手負いの麒麟丸に押し返されて終わりという締まらないオチ。

 

犬夜叉は奈落を倒すっていうわかりやすいゴールがあったから大筋もブレなかったけど夜叉姫はブレブレすぎて何が何だか…… これ結局何がどうなればハッピーエンドになるのかが、1話からずっと見てきたけどよく分かりません。もう誰が敵でなんのために戦って最終的な目標はなんなのかもちゃんと見てきたはずなのによく分かりません。

 

とわちゃんかわいいし殺生丸も好きだし、一応2期も見ようとは思いますけど作品単体で見たら、もう特大大逆転ホームランを撃たないと佳作にすらならないと思いますねー。殺生丸の娘が主役で前作キャラが出てくるという点以外、キャラデザも脚本も作画も何一つとして評価できるところが無いと思います。

 

まあ放送後に監督が色々と宿題を残した壱の章になって申し訳ない、反省するところもありますが勉強になりましたってコメントしているのでこれが不味いことは分かっているようで2期まで半年時間があるので、もう少しネットの批判意見をちゃんと受け止めて改善してほしいですね。

 

一応残された謎はこれくらいありますが、果たして今後ちゃんとした理由は明らかになるのでしょうか。。。

 

・時の風車とあくる

・現代の希林先生と妖霊星

・理玖の正体

・本物の菊十文字

・夢の胡蝶

・犬夜叉とかごめの安否

 

まあ謎をバラまいて放置していることよりも話自体が、わざわざ4クールも必要と思えない点と、脚本も展開も雑で、そのとばっちりが殺生丸に直撃している点が問題だと思います。(起承転結を決める事、殺生丸の独白とか精神世界でリンと会話して現状や行動の意味を視聴者にちゃんと伝えるなどの工夫が必要だと思います)

 

そこが改善しない限り2期も同じような評価になって、犬夜叉というコンテンツそのものが完全終了のお知らせになると思うので踏ん張ってほしいです。では~

 

関連記事:

コメント

タイトルとURLをコピーしました