【感想・考察】ひぐらし卒 第14話「神楽し編 其の参」

アニメ

 

ひぐらしのなく頃に卒 14話「神楽し編・其の三」を振り返りながら考察しますので、ネタバレを踏みたくない方はご注意下さい。

 

謎解きストーリーはもう必要ないので、今回はアニメとして動きを見せる方へ振り切った演出で決着まで持っていくのでしょう。さながら超ひぐらしのなく頃に Z 「神と神」です。

 

熱いリスキル合戦

 

まず冒頭は業の最終話で、梨花がビックリ箱のトラップで沙都子がループしていることを遂に見抜きます。ループしていることがバレた沙都子は梨花を拳銃で殺害し自分も死ぬことでリセットを図ります。

 

場面は変わり川遊びのシーン、沙都子は梨花が死ぬ直前の記憶を保持できないと思っていてこれで一件落着と思っていたみたいですが、梨花は羽入の最後の力で死ぬ直前の記憶も明確も保持できるようになっていたことから自分をループに陥れたのが沙都子だと認識し、沙都子に問い詰めようとします。もう隠せないと思った沙都子はここでリスキルを開始。ここから梨花VS沙都子のリスキル合戦になります。

 

 

 

画面がコロコロ切り替えるのでシン・エヴァのマイナス宇宙みたいな描写になっています。多分制作陣はシン・エヴァ見たんでしょうね笑

 

 

ひぐらし1期の圭一VSレナを彷彿とさせる鉈VSバットの戦闘に入りいったん沙都子が勝利、という風に思われましたが、梨花がオヤシロソードの破片を持ち出してパワーアップ&巫女衣装にフォルムチェンジし展開をひっくり返します。すると沙都子もゴミ捨て場に隠していたオヤシロソードの本体を持ち出し、同じくパワーアップ。両者ともオーラが出始めて覇王色の覇気の衝突みたいにオーラで空が割れ、ドラゴンボールみたいな展開になっていきます。

 

 

 

 

オヤシロソード自体は業から存在が匂わされていたので、卒で何かに使われるだろうとは思っていましたが、まさかオーラバトルのためのパワーアップアイテムの伏線だったとは。。。

 

ひぐらし、超常存在は一応いるけども雛見沢で起きることはあくまで一般常識に変換できるような範囲のリアリティを維持するもんだと思ってたら違いました。剣もったら変身するし宙は飛ぶし戦い方はドラゴンボールだった 本当の雛見沢を知らなかったのかもしれない

 

 

 

 

演出もBGMもバトルアニメのそれで放送直後から考察動画を上げていた人がチャンネル削除したりSNSでも賛否両論が巻き起こっていますが、自分としてこれはこれで楽しめました。

 

 

 

なぜ唐突なドラゴンボール展開なのか、と困惑する人も多いと思いますが、今回のひぐらしの続編はパチマネーによるものなのでパチンコ演出のためと考えるのが筋として通っていると思います。

 

自分はスポンサーのDaiichiが自社で北斗や牙狼みたいな新台を作りたいからああなった説だと思っています。今作全体として整合性の合わない部分はパチ演出のために放棄した感があります。恐らくこのこのシーンが新台のリーチ演出になるので、作画も気合入っているんでしょう。

 

これで作画がクソだったら批判一辺倒だったんじゃないかなと思いますが自分は作画が良かったので映像作品としては見れました。話は少し逸れますが、この作画力と予算が東京卍リベンジャーズのアニメスタッフにあればと悔やまれます。

 

 

 

最後はオヤシロソードの取り合いになり梨花が所有権を握り沙都子の生殺与奪の権の握りどうするか・・・という部分で本編終了です。

 

見ていて叫び声の演技はかないみかさんはちょっと辛そうだなと思いました。田村さんもかないさんもまさかひぐらしでこんな演技することにあるとは思ってもみなかったでしょうね笑

 

ポンコツ無能羽入と絶対・奇跡

 

 

そして一方の欠片世界でエウアに下位互換認定されけちょんけちょんにされている羽入さんですが、後半パートでこっちもドラゴンボールみたいに叫び声をあげながらエウアの拘束を振り切りますが、それもエウアの遊びで完全に手玉に取られています。

 

羽入さんも前作は銃弾逸らしたり、鷹野の賽銭を弾くだけでしたが、今作は身体が光ったり、空間移動にオーラバリア展開などZ戦士として覚醒しています笑

 

そして、前話に引き続き羽入を完全下位互換やん笑と馬鹿にするエウアに対して羽生は奇跡があると反論します。

 

 

羽入「お前になくて僕にあるもの…それは奇跡なのです!」

エウア「なら見せてみ」

羽入「ちょっと待つのです」

羽入「梨花ー!奇跡を起こしてくれえええええええ!」

 

ここでもう爆笑しました、お前奇跡奇跡って結局人頼みかーい、ここまでくると制作側が意図的に無能描写増やしているとしか思えないですねぇ・・・

 

今作もポンコツな羽入さんは今のところエウアに完封され舐めプされていますが果たして最終話で巻き返しはあるんでしょうか・・・?

 

あとエウアの「絶対」、羽入「奇跡」っていう言葉を多用している時点でやはりベルンカステルとラムダデルタが意識されているのはもう間違いないでしょう。ベルンカステル=梨花なのは前々から固まっていてラムダデルタがさとこなのか鷹野なのか、かなりあやふやなので多分竜騎士07の中でも設定が固まってなかったんでしょうけど、まあ今作でさとこってことにするんですかね?

 

すこし矛盾はありますが、ベルンカステル=梨花・ラムダデルタ=沙都子 にした方が因縁的にもいい感じだと個人的には思います。ひぐらしの続編だと思ったらうみねこEP0を見せられていた気分です笑

 

やっぱり2人ともおかしい

 

今回のドラゴンボール展開で2人が本音でばとっていましたが、結局惨劇を繰り返すラスボスの動機が「勉強したくない」で笑いました。それに対して梨花ちゃまが「あんたが勉強すれば済む話でしょ!」って返していてもう大爆笑。逆襲のシャアの「ララァスンは私の母になってくれるかもしれない女性だった」といい世界の滅ぼす動機のしょうもなさと作画のすごさが釣り合っていないところに笑いが生まれますよね笑

 

そしてこれまで沙都子の異常性というかクレイジーサイコレズっぷりが協調されていましたが、最新話の掛け合いで梨花ちゃまのルチーアへの執念も異常なレベルだなと思いました。

 

梨花ちゃまも沙都子も自分の主張は曲げないし相手を理解もしないけど、貴女が大好きだから自分から離れるのは許さんってエゴ丸出しなところが同じでお似合いだよ…

 

まあ雛見沢とかいう陰湿な上に色々面倒くさい村で100年閉じ込められてループしてたらよそに行きたくなるのは当然 そこまではいいです。全く問題ないし理解出来る、だけど寄りにもよってなんでルチーアに固執するんだよと、しかも沙都子も連行する前提なのが怖い。そもそもの話なんですが、なんで「2人で雛見沢に残る」か「2人でルチーアに行く」の二択しかなんですかね・・・

 

 

沙都子はルチーア合わないから一緒は無理やわ・・・ってループ1回目で提案していてそうなるはずだったところが梨花がどうしても沙都子と一緒にルチーアに行きたいからと捻じ曲げてしまったのがそもそもの原因でもありますし梨花も沙都子に依存しているんですよね。。。

 

つまり今回のひぐらし卒は共依存クレイジーサイコレズの村を巻き込んだ痴話喧嘩なわけです。ミステリーじゃなくてヒステリーですよねw

 

終わり~唐突なドラゴンボール展開について個人的所感

 

今回のひぐらし卒14話は演出もBGMもバトルアニメのそれで放送直後から考察動画を上げていた人がチャンネル削除したりSNSでも駄作だの賛否両論が巻き起こっています。

 

まあトレンドにもなりましたし話題性はかなり出ましたが、閉鎖的な村で起きるなぞの事件…の仄暗い空気のサスペンスものだと思っていたらいきなりオーラバトルが始まるのはやはり唐突だった感じは否めないと思います。前半戦くらいのバットと鉈で殴り合う感じくらいなら1期の皆殺し編でやっていたことですしそこまで違和感はなかったですが、オーラバトルはちょっと飛躍しすぎですよね。。。

 

確かに昔からひぐらし超常現象ありではあったんだけど(澪尽し編の圭ちゃんとか祭囃し編の梨花ちゃんとか)それがメインじゃなかったと思います。それだってせいぜい弾丸止めるとか賽銭弾くくらいでしたし。なのでこれを「ひぐらし」とは認められないという人はいると思います。実際自分も1期と今回の業と卒は煌みたいなもんだと割り切っています。

 

恐らくうみねこまで読んでいるような熱烈な竜騎士信者の人には受け入れられないかなと思いますが、自分はそこまでひぐらしの熱狂的な信者ではないので、これはこれで楽しめました。

 

それより4/5以上を業の裏側に費やして業より後の部分は2話だけって流石にちょっと構成がひどいかな……っていうのが大きいです。解はちゃんと別のカケラの話をやりながら情報を開示していってたのに、卒は業と同じカケラの裏側を描いてるだけだしシーンの使い回しも多いから、1クール分の満足度があるかと言われるとまったく頷けないって感じですはい

 

他にも言いたいことはありますが、それは最終話次第だと思うので最終話の感想記事で書きたいと思います。では~

 

関連記事:【駄作/ひどい】ひぐらし卒 第15話(最終話)「神楽し編 其の四」の感想・考察

 

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