【大爆死】鉄血のオルフェンズはなぜ失敗したのか原因を考察する

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前回の記事:【駄作/ひどい】鉄血のオルフェンズ最終話(50話)の感想

 

鉄血のオルフェンズが今日最終回となりました。まあ予想されていた展開ですしまあこうなるだろうなといった感じです。4クールやって種死・AGEと比べても何がしたかったのか全く分からない本当に糞アニメだなと思います。

 

あんまり負の言葉を口にしたくないので、岡田磨里氏・長井龍雪氏・小川正和Pには二度とガンダムに関わってほしくない、ただそれだけです。

 

というわけで、最終回の感想の前に鉄血のオルフェンズはなぜこんなつまらないアニメになってしまったのかを個人的にまとめていきたいと思います。

 

泥臭いガンダムとは何だったのか?

 

まずこのアニメのコンセプトは少年兵の成り上がりストーリーでこれまでの作品でガノタに叩かれていた、「キラ・バナージ・キオに代表される主人公の不殺」「種のミーティアのようなビーム兵器の削除」などのキラキラバシューン要素を完全に排除した作品を目指すとのことでした。

 

ですがオンエアでいざフタを開けてみると、3話辺りまでのバルバトスが起動するまでの展開は良かったのですが、コロニー編に入ってからがもう滅茶苦茶です。ヤクザの傘下に入ってアウトレイジみたいな路線で突っ走るかとおもいきや、なんだかみんな解脱してしまったような爽やかさで、思わせぶりな台詞は全部「うるさいな」で潰されてしまいます。思わせぶりな台詞に何の意味もないという脚本岡田磨里のアニメを見るうえでのお約束がキッチリ反映されてしまっています・・・。

なんでこうなってしまったかはあくまで想像ですが…

今までと違うガンダム→「任侠!」冷酷!ヒーロー台詞ダメ!」「格闘!実弾!ビームダメ!」・「既得権益打破の革命ストーリー」

 

つまり、「お題」でみんなから上がってきた「今までと違うガンダムと思われる要素」を一通り詰めてみました状態になってしまっているんですよね。

 

つまり、1つ1つ設定は面白そうなのやりたいことが多すぎて話としての筋が全く纏まっていません。これを本来は監督が取捨選択してうまくまとめるはずなのですが、まとめきれていません。

 

監督はあの花やレールガンでおなじみの長井龍雪氏ですが、この2つの作品も深夜アニメにしては面白いだけで作品としてみるとかなり粗は目立ちます。レールガンは私も好きですが2クール後半のオリジナルストーリーも結構ガバガバというか無能力者関連のカタルシスが消化できてなくて後味が悪かったです。これまでは悪い面を見ない信者に持ち上げられていましたが、やはりガンダムという化け物コンテンツをやる力量はなかったのかなと思います。

 

また戦闘も08小隊のように泥臭い怠慢のガンダムにするためにビームという概念を無くしてビーム合戦が無くしタイマンでの戦闘を重視するはずなのに、結局グレイズのような量産機をだしてしまったためにタイマンの概念が成立していません。しかもビームがないので量産機との戦闘シーンも見栄えがしないという悪循環が発生しています。

 

強さの概念が不明瞭

 

そしてタイマン云々の前にロボットアニメとして不味いのは強さの概念が不明瞭なことでしょう。ソロモンの悪魔をモチーフとし厄災戦で活躍したガンダムフレームは72体、という設定を作ったのならば、量産MSはガンダムには到底敵わないくらい弱くしてエースしかガンダムフレームの強機体は乗れないようにすれば、種死のオーブ侵攻における運命伝説VSストフリ隠者のようにタイマンの必然性が出てきます。

 

にも拘わらずそんなのはガンダムらしくない!と量産機にこだわり変な逆張りをした結果、挙句の果てにラスボスがグレイズアインやダインスレイブってもう嚙み合ってません。

 

加えて機体だけでなくパイロットの強さの概念も滅茶苦茶なんですよね。とりあえず阿頼耶識つけたら強くなるっていう時点で本人の強さじゃなくて阿頼耶識ゲーで阿頼耶識を一杯積んでいる三日月が最強ってなんかスマートじゃないですよね。

 

しかも本編の描写も戦闘がほとんどないので三日月がとりあえず最強SSSで後はその他諸々で終わってしまって強さ議論すらできない有様で、なろう小説かよって話です。(なろう小説でももう少しマシですね)

 

しかもチート設定の三日月さんも仲間が死ぬときはなぜか弱体化するので強さの説得性がなく、キラのストフリのフルバーストみたいな無双描写もないので見てる側は虚無なんですよね

 

まあそもそも2期に入ってからはモビルスーツ戦も全然ないですし、ストライクのような発進シーンもなく突然戦闘が始まっていたりとりあえず他のガンダム作品の逆張りしていい部分すら殺してしまっています。良いところと悪いところの見分けもつかずになんでもかんでも逆張りするってもう頭マクギリスかよと

 

なぜ戦闘シーンが少なかったのか

 

内部リークによると2期にはいってから流石にバンナムさんに戦闘増やせと怒られたみたいですけど多分戦闘増やしたくても大塚健さんのようなモビルスーツ戦描ける人に軒並み逃げられて書けなかったんでしょうね。

 

大塚さんのような有能なアニメーターが降りた理由は、恐らくガンダムのデザインの線を減らしてくれと言ったのに無視された挙句、BDすら渡されなかったのがブチ切れ原因だと思います(普通功労者にBDやガンプラを渡すのが常識らしいです)

 

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その結果大塚さんはボンズに移動し、根元さんもテレビシリーズの鉄血を作っている3スタ(サンライズにはスタジオが複数あります)からは降りているのに、ネット配信のサンダーボルトなどを作っている1スタには、がっつり参加していたりと完全に鉄血は嫌われています。大塚さんもツイッターでOOなどの話は結構触れるのに鉄血に関しては皮肉を言っていったりとそうとう闇が深いように見えます。

 

その結果が精子のようなヒュルヒュルの線だけの戦闘シーン、バエルやキマリスなど活躍するはずのMSが全く戦闘描写なく退場する展開につながったのだと思います。

 

まとめ

 

他にもマクギリスがオルガの痴呆化や唐突な虐待ホモ描写やクーデリアアトラのことなど色々言いたいことがいっぱいあるんですが、まとまったないので今日はこれくらいにしておきます。

 

結論としては脚本にまとまりがない⇒何がしたいのか分からない・ゴールが見えないのがまずだめですよね、マッキーが自爆しただけでノブリス商会が悪いのかラスタルが悪いのかよく分かりませんでした。で最後は負けて終わりのバットエンドみたいな終わり方なのもマイナスポイントかなと思います。

 

まあそれでも機体や戦闘がカッコいい、作画が神だったら擁護してくれる人もいたんでしょうけど、線の多いデザインにした結果作画から逃げられ、結果精子戦闘になり、ガンダムフレームも全然活躍しないという販促方面で見ても鉄血のオルフェンズは失敗したと断言していいでしょう。

 

バンナムさんにはageダイバースに続いて鉄血でもやらかした小川Pの更迭と変に逆張りせず種やOOのような脚本をちゃんと練ったアナザーガンダムシリーズをまた作ってほしいですね、でh~

 

 

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